H市で発生している集団記憶喪失事件の解決のためにH市を訪れる。
一緒に調査を行うのは最近支部長になったばかりの御壮健亜と、記憶喪失のエージェント相川葵の二人であった。
実際のところ事件としてはあまり表沙汰にはなっていなかったが、ほかのエージェントや地域の声を合わせた結果、
おそらく葵が事件の初めの被害者と目されることが分かった。
支部への帰りに集団記憶喪失事件の犯人である火廻カリンの襲撃を受けるも難なく撃破し、
彼女の置いていったカギを手掛かりに倉庫街に本拠地があることが判明。
葵とともに倉庫街へ赴き、カリンを撃破し事件は終息したかに見えたが事件の首魁と目される相川優の乱入を受ける。
挨拶程度であったようだが、これからH市に何かが起こる前触れに違いない……
もうしばらくH市に留まり一連の事件に備える必要がありそうだ。

テントで本を読んでいると、議員秘書を名乗る湊由美という人物に協力を持ち掛けられる。
由美にについてビルの地下深くに行くと、何かの実験施設のような場所にたどり着く。
実験の糧となれという言葉とともに屈強な黒服に囲まれるも、
あらかじめ対策をとっていたため難なくビルから脱出する。
オーヴァードから接触を受けたことを伝えにUGNH市支部へ向かうと、支部は謎の黒服の襲撃を受けていた。
何とか撃退するも、支部は壊滅状態となってしまったため、随所に準備されていたセーフハウスへ仮に拠点を移す。
拠点にて、前回現れた相川優には黒い噂があり、由美は優の秘書であることを突き止めると、
セーフハウスに優と由美が訪ねてくる。
実験体である詩形日向と夏神楽美月、そして息子である相川葵を回収しに来たというが、本人たちに従う意思はない。
彼らが抗うならば、外敵から人々を守るのは私の仕事でもある。由美には個人的にお礼したいこともある。
二人の猛攻を受けるも何とか撃退し、優は「今度は間に合うといいな」と葵に言い残して力尽きていった。
葵や美月、日向を作り出したという優の真の目的は明かされていない。
しかし、本人たちが運命に抗う意思を持っているのなら、助けるのが主から与えられた使命だ。

健亜からの召集を受け、日向の侵蝕率が急激に増加していることを聞く。
これが優の言い残していた言葉の正体か。もう一度優の計画について洗いなおすため、
以前由美に連れていかれたビルの地下を目指す。
地下にて研究の資料を漁っていたオーヴァードから書類を奪い返し、優には協力者がいたことを知る。
協力者の謎を探るため、資料に記載のあった極道の事務所を襲撃する。
優の協力者は武道の達人であり寺近くの道場を本拠地としていることが分かり、
日向のこれ以上の侵蝕率増加を防ぐために強襲を掛けることとする。
道場で待ち受けていた郡司聖人は美月を蘇らせてオーヴァードが正体を隠すことなく過ごせる世界を作ろうとしていたらしい。
罪のない人々が多数犠牲になり得る計画を許すわけにはいかない。
葵を援護し、聖人を撃破することに成功した。
もはや人としての原型をなくし、ただ生きているだけの肉塊となってしまっていた美月について、
それでも死の運命に抗って生きている美月は人間であると答え、
美月を殺す決心をした美星の行いを見届ける。
郡司聖人の野望を打ち破り、H市にはつかの間かもしれないが平和が戻った。
次はどこの町へ行こうか。考えながら司はひと時の休息を謳歌する。