パーソナル情報

人物

一人称は「僕」。二人称は「あなた」や「○○君」や「○○さん」。落ち着いた口調で喋る。
どちらかというと世話焼きで、困っている人を見かけると放っておけない性格。

来歴

ヒーローランキング21位のヒーロー。本草魑草(ほんそうちぐさ)というサイドキックと共に活動している。
10年より古い記憶を失っている。その為、自分の正体を探る事を目的としつつ、世に蔓延るヴィランを成敗している。

元々はヒーローをやるつもりはなかったが、ヴィランに虐げられている人々を見ると、どうしても放っておけなかった。
そうして困っている人を助けていくうちに、人々からの信頼も得られ、ヒーローとしての地位を確かなものとした。
記憶を失っている彩沙にとって、ヒーローとしての地位は自分自身を確立させる拠り所ともなっている。

自宅について

アパートの一室を借りて一人暮らし中。平凡なアパートに見えるが、自室は整っている。
特にヴィランを追跡する為の設備が整っており、タブレット等の調査用端末が数台ある。

魑草も同じアパート(かつ隣の部屋)で暮らしている。彩沙が中学生の時に隣に越してきた。
生活力皆無な魑草を見ていると、どうしても世話を焼いてしまう。その様はだらしない姉、しっかり者の妹のようでもある。
なお、魑草の作るカレーが大好物。本人は無自覚だが、家庭の味を本能的に感じ取っているのかもしれない。

戦法

手袋から光で創られた日本刀五振りを召喚する。光の日本刀は意思を持ったかのように、ヴィランに向かって飛んでいく。
この五振りはそれぞれ「小烏丸天国」「雷切」「火車切広光」「鉋切長光」「童子切安綱」に似ている。

基本は「童子切安綱」以外の四振りを使用する。「童子切安綱」は身体への負荷がかかるらしく、使用は控えている。
「童子切安綱」は使用者が傷を負うと、その時に流れた血肉を糧にして自身の切れ味を高める曰く付きの刀らしい。

手袋が剣を召喚する触媒となっており、それぞれの指先部分に対応する刀の紋章が描かれている。

本当の来歴

月野家の長女。父の彰人(あきひと)と、5歳下の弟の彩人(あやと)と三人暮らし。
母である真彩(まあや)は、彩人を出産した後に亡くなっている。

月野家は10年前に全員死亡している。今、月野彩沙として存在しているのは、彼女の記憶を元に構成された生命体。
生命体のベースとなっているのは花。彩人の誕生日の際に買ってきた花が、現在の彩沙の素体となっている。
性格等は彩沙がベースとなっているが、所々に彩人の要素が混ざり込んでいる。その為、少し強情になる所がある。

死亡した日の出来事

月野家が全滅した日、その日は彩人の誕生日だった。
事件解決の為に自宅にいない父に代わって、弟を盛大に祝うために準備していた彩沙。祝うための花も買っている。
普段は何かと世話を焼いてくる姉を少し疎ましく思っていた彩人だったが、その日は借りてきた猫のように大人しかった。
疎ましくは思いつつも、やはり彩沙の事を嫌いにはなりきれなかったのだろう。

そうして、二人で美味しいものを食べつつ過ごしていた。そんな中、父の彰人が帰ってきた。
しかし、様子がおかしい。目は虚ろで、ヴィランに対して向けられる日本刀を剥き身で持っていた。……ジャーム化だ。
彩人の誕生日を祝うために焦っていた彰人。追っていたヴィランを追い詰めたかに見えたが、ヴィランの罠に嵌まってしまう。
罠を打開すべく奮闘しなんとかヴィランを倒したものの、レネゲイドに飲み込まれてしまう。

ジャーム化した彰人は、彩沙と彩人を手にかけることを決意した。その為に、ボロボロの身体を引きずって戻ってきた。
憎いからというわけではなく、母不在で寂しそうにしていた彼女たちを、もう一度母に会わせたいという想いからだ。
そうして二人を手に掛けた後は、自分も後を追うつもりだった。父親不在で寂しい思いはさせないようにする為だ。

娘と息子の呼びかけにも答えず……いや、正確には答えられず刀を振るう彰人。二人の血痕が部屋中に飛び散る。
そうして最後の一撃が放たれたが、彩人を守るために彩沙が前に出る。一刀両断を受け、花の上で息絶える彩沙。
残る彩人を斬るために、彰人のもう一撃が振るわれるが……。息絶えていたはずの彩沙が立ち上がり、彰人と刺し違える。
月野家に残ったのは、血塗れの花、無残に切り刻まれた料理やプレゼント、そして仲睦まじい三人の変わり果てた姿だった。

なお表向きには、月野家がヴィランの襲撃に遭った事、その報復に出た彰人がヴィランと刺し違えた事になっている。

戦法

手袋から光で創られた日本刀五振りを召喚する。光の日本刀は意思を持ったかのように、ヴィランに向かって飛んでいく。
この五振りはそれぞれ「小烏丸天国」「雷切」「火車切広光」「鉋切長光」「童子切安綱」に似ている。

基本は「童子切安綱」以外の四振りを使用する。「童子切安綱」は身体への負荷がかかるらしく、使用は控えている。
「童子切安綱」は使用者が傷を負うと、その時に流れた血肉を糧にして自身の切れ味を高める曰く付きの刀らしい。

手袋が剣を召喚する触媒となっており、それぞれの指先部分に対応する刀の紋章が描かれている。

台詞

特徴

女性らしい口調はあまり使わない。言葉尻だけ見るとぶっきらぼうにも見えるが、そうではない。

サンプル

「いや、何だか放っておけなくてね。魑草がイヤだと言うなら、僕一人でも助けに行くよ」
――少し問題のある一般人を助けに行く時、魑草に向かって。

「大丈夫だ、心配するな。僕に任せてくれ」
――弱っている一般人の救護に駆けつけた際の台詞。

「まぁまぁ待て待て。空腹は最高のスパイスと言うだろ？　もうすぐ野菜炒めと味噌汁ができるぞ」
――空腹を訴える魑草を窘めつつ、野菜を炒める彩沙。

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