容姿・経歴・その他メモ

「邪魔モノの気配が致しますね……ナビゲーションを開始します」
「皆さん！　この先暫く道なりです！　あ、自己紹介じゃなくてですね」
「逃げ道ですか？　さあどうぞこちらです！（猫の道ﾆｬｰﾝ）」

「わたしに導けない場所などありません。あってはなりません」

ナビゲーションシステムを核として実験的に作られた人造生命体。
ぱっと見は20歳前後の胡散臭そうな眼鏡の青年。
紳士的で丁寧な振る舞いを崩さないが、如何せん妙に朗らかなので少々鬱陶しい。

稼働試験として送られた先は、彼を生み出した研究者の娘だった。
娘は旅行好きだったが、母親が病に臥せって父親の仕事が忙しくなってからは、生活そのものが目まぐるしくなり塞ぎ込んでいた。
忙しさの合間を縫って娘とあちこちへ出かけ、旅先の写真を母に見せる。そんな楽しみが出来て娘が気を持ち直した矢先、旅行中に娘が暴漢に襲われ命を落とす。戦闘能力を持たないが故に娘を守り通せず、またオーヴァード故に恐ろしい状況を生き延びてしまったことを酷く悔やんで廃棄を望んだが、「まだ試験は終わっていない」と話す父親の意向によりUGNのとある都市支部へ配属されることとなる。

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