ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

小泉 氷雨 - ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

雪の痕(クリムゾンスノウ)小泉 氷雨(こいずみ ひさめ)

プレイヤー:ニシム

自由登録 基本ステージ セカンド1陣

年齢
21
性別
星座
魚座
身長
175
体重
55
血液型
O型
ワークス
宗教家
カヴァー
大学生(UGNイリーガル)
ブリード
クロスブリード
シンドローム
オルクス
サラマンダー
HP最大値
26
常備化ポイント
8
財産ポイント
3
行動値
4
戦闘移動
9
全力移動
18

経験点

消費
+217
未使用
0
フルスクラッチ作成

ライフパス

出自 身寄りのない従弟を引き取り溺愛している。
兄妹
経験 許嫁でもあった従姉の女性に恋をしていた。
初恋
邂逅 神城早月との縁。UGNからの依頼を通して面識ができた。
ビジネスパートナー
覚醒 侵蝕値 ジャーム化した従姉に殺害されたことがきっかけで覚醒した。
18
衝動 侵蝕値 覚醒した瞬間の記憶がよみがえり攻撃的になる。
破壊 16
その他の修正5《未知なる陣形》
侵蝕率基本値39

能力値

肉体2 感覚1 精神2 社会4
シンドローム0+2 シンドローム1+0 シンドローム1+1 シンドローム2+1
ワークス ワークス ワークス ワークス1
成長 成長 成長 成長
その他修正 その他修正 その他修正 その他修正
白兵10 射撃 RC 交渉2
回避 知覚1 意志1 調達
情報:噂話1
情報:UGN1

ロイス

関係 名前 感情(Posi/Nega) 属性 状態
D 黄金領域 喪った者の血で染まった、赤い雪原
小泉 真冬 庇護 偏愛 従弟の少年。氷雨は彼に、今は亡き彼の姉の面影を重ねている
風待 奏多 友情 疎外感 彼とともに笑う日常にありたい

メモリー

関係名前感情
旧友 夜野屋 舞 友情 在りし日の友。彼女とともに過ごした時間の温みが消えることはない

エフェクト

種別名称LVタイミング技能難易度対象射程侵蝕値制限
リザレクト 1 オートアクション 自動成功 自身 至近 効果参照
(Lv)D点HP回復、侵蝕値上昇
ワーディング 1 オートアクション 自動成功 シーン 視界 0
非オーヴァードをエキストラ化
ディクタトル 1 セットアッププロセス 自動成功 自身 至近 3 Dロイス
ラウンド中オルクスのシンドロームを組み合わせた攻撃の攻撃力+10。シナリオLv回。自身に放心付与
コンセントレイト:オルクス 2 メジャーアクション シンドローム 2
C値-Lv。下限値7
ディストーション 1 メジャーアクション 〈白兵〉 対決 2
白兵の判定を社会の能力値を参照し行う
王者の声 3 メジャーアクション 【社会】 4
判定のダイスを+Lv+2。シナリオ中3回有効
要の陣形 3 メジャーアクション シンドローム 3体 3
行動の対象を3体に変更
未知なる陣形 1 常時 自動成功 自身 至近 リミット
《要の陣形》の効果を5体までに変更。基礎侵蝕率+5
オーバーロード 1 オートアクション 自動成功 自身 至近 3 80%
命中判定時に使用。使用している武器分攻撃力を加算。メインプロセス終了時に武器破壊
完全なる世界 3 メジャーアクション シンドローム 対決 5 100%
攻撃力+Lv*3、ダイス数+Lv+1
フレイムタン 1 メジャーアクション 〈白兵〉 対決 視界 2
組み合わせた攻撃の射程を視界に変更。攻撃力-[5-Lv]
先陣の火 3 セットアッププロセス 自動成功 自身 至近 2
ラウンド中自身の行動値を+Lv*5。シーン中1回有効
トーチライト 2 セットアッププロセス 自動成功 自身 至近 2 リミット
組み合わせた《先陣の火》の使用回数を消費しない。シナリオLv回有効
氷炎の剣 3 マイナーアクション 自動成功 自身 至近 3
近接武器作成
地獄の氷炎 6 マイナーアクション 自動成功 自身 至近 3 リミット
《氷炎の剣》で作成する武器の攻撃力かガード値を+Lv*3
変貌の果て 1 常時 自動成功 自身 至近
オーヴァード化した際に体毛と瞳の色が銀色に変色した
氷の理 1 メジャーアクション 自動成功 効果参照 至近
氷を生成する

コンボ

五枚羽子板

組み合わせ
《コンセントレイト:オルクス》《ディストーション》《王者の声》《フレイムタン》《オーバーロード》《完全なる世界》《ディクタトル》
タイミング
メジャーアクション
技能
白兵
難易度
対決
対象
単体
射程
視界
侵蝕値
10(+7)
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
100%未満
4+4
8
10+-2
30-4
100%以上
4+8
7
10+-2
34*2-3+12+10

100%では《ディクタトル》分の適用を前提。

障子さすり

組み合わせ
《ディクタトル》《先陣の火》《トーチライト》
タイミング
セットアッププロセス
技能
難易度
自動成功
対象
自身
射程
至近
侵蝕値
7
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
100%未満
100%以上

ラウンド中の攻撃力を+10、行動値を+15(20)。自身に放心付与。

武器常備化経験点種別技能命中攻撃力ガード
射程解説
氷炎の剣 白兵 〈白兵〉 -2 6+3+18+3 6 至近 《地獄の氷炎》適用
氷炎の剣(100%) 白兵 〈白兵〉 -2 6+4+21+3 6 至近 《地獄の氷炎》適用
一般アイテム常備化経験点種別技能解説
思い出の一品 2 風待奏多と夜野屋舞の2人と撮った写真。戻らない時間の残滓。
使用人 3 引き取った従弟である小泉真冬に家業を手伝ってもらっている
デモンズシード 3 指定したエフェクトのLv上限と侵蝕値を+1。《地獄の氷炎》を指定。
リーサルシャイン 10 エフェクトにより作成した武器、および変更した素手の攻撃力を+3する。
インフィニティコロナ 25 白兵攻撃の直前に使用を宣言する。攻撃力を+「使用している武器1つの攻撃力」する。シナリオ1回有効

経験点計算

能力値 技能 エフェクト アイテム メモリー 使用総計 未使用/合計
25 269 38 15 347 0/347
侵蝕率効果表

現在侵蝕率:

容姿・経歴・その他メモ

■概要
小泉 氷雨はイリーガルとしてUGNに協力するオーヴァードだ。普段は大学に通いつつ、生家でもある神社の管理を行い生計を立てている。

氷雨は特に勤勉な学生というわけではないが、気心の知れた友人もいるようで、学生生活に不満は感じていないようだ。
いわゆる若者言葉を多用する彼は時として目上の人間から軽い人物と見られることもあるが、誠実なところもあるため理解者には恵まれている。特に、協同してUGNの任務にあたることの多いオーヴァード、風待 奏多と夜野屋 舞とは良い信頼関係を築いているようである。また、彼は両親を失った従弟の少年、小泉 真冬を引き取っており、周囲の人間からは本当の兄弟以上に親密であると評されている。

線が細く、普段の言動も柔和な氷雨は、一見するとひ弱な印象すら受ける。しかし、彼のオーヴァードとしての能力は脆弱なものではない。サラマンダーシンドロームにより生成される氷雪を武器とし、オルクスシンドロームによる空間掌握を組み合わせて行う攻撃の破壊力はそれなり以上のものである。

なお、オルクスシンドロームを発現したのオーヴァードの中には「黄金領域」と呼ばれる領域を展開する者がいる。黄金領域の中では彼らのレネゲイドはより攻撃的になるという特徴があるが、この領域は必ずしも名の通り黄金の輝きに満ちているわけではない。氷雨も黄金領域を展開することができるオーヴァードの1人ではあるが、彼の展開する領域は真紅の氷雪に覆われている。

その領域の色は見る者に血に染まった雪を連想させる。それは氷雨自身も例外ではない。

■氷雨の生家と覚醒の経緯
氷雨の生家は、古くから続く神社だった。

その神社の縁起は少々変わったものであった。ー曰く、かつて雪女と呼ばれる人ならざる者がいた。彼女は人との間に子を設けたが、やがて人に害を成すようになり、愛した男によって討たれた。彼女の子らは亡き母を憐れみ、またその魂を鎮めるために土地の神として祀り上げた。死した彼女の体が雪となり消えたのち、唯一遺されたその腕を依り代として。

レネゲイドについての知識を持つ者がこの伝承を耳にすれば、この話をありがちな民話ではなく現実的なものであると解釈することもできるだろう。即ち、雪女とは氷雪を操ることに長けたオーヴァードやレネゲイドビーイングであり、彼女の遺した腕とは「イフリートの腕」と呼ばれる遺産に類似するものであると。しかし当然ながら、レネゲイドについての知識など持たないものが多数派である。特に信心深いものでもなければ、そのような話は眉唾物の昔話と受け流すことだろう。実際のところ、氷雨もオーヴァードとして覚醒する前は生家の縁起についてはありがちな迷信だろうと捉えていた。

一方で氷雨の父や親族は血筋に誇りを持っており、神職としての仕事に熱意を持っていた。氷雨の父は家系を残すことにも余念がなく、氷雨が生まれたときには既に従姉である小泉 六花との結婚が決まっていた。

氷雨は両親や親族の信仰心にはついていけないと感じていながらも、従姉との婚約については内心で嬉しく思っていた。氷雨より6歳年上の六花は、彼が初めて恋心を抱いた女性でもあった。六花が見せる朗らかで柔らかい笑顔は、幼いころから氷雨のあこがれだったのである。

その笑顔が喪われたのは今から6年前、氷雨が15歳の冬のことだった。

年が明けてすぐの、冷たい雪が降り積もる夜。その日は、初詣の賑わいを捌くため六花とその家族が手伝いとして招かれていた。六花の両親だけでなく、彼女の弟である真冬も小学生ながら手伝いとして協力していたが、ふとその姿が見えなくなった。「誘拐されたのではないか」という不安混じりの声が上がり始めたころ、本殿から真冬がふらふらと戻ってきた。安堵した一同であったが、真冬の様子はどこかおかしかった。虚ろな目で「呼ばれた」と呟く彼の腕には、細長い枝のような、
或いは乾いた人の腕のようなものが抱えられていた。

真冬が抱えているものを見た氷雨の父は目を見開いた。真冬が両手で持つものが、ご神体としてまつられていた「雪女の腕」だったからである。氷雨の父はすぐに真冬から雪女の腕を取り上げようとしたが、それはかなわなかった。彼が動くより早く、真冬の抱える雪女の腕が脈打った。それと同時に、その場にいる人間は六花と真冬を除いて硬直した。そして、全身を縫い留められたような金縛りに捕らわれた氷雨の目の前で、六花は異形へと変貌した。

六花の艶のある黒髪は、雪のような銀髪に変わっていた。もともと色白だった肌はより白くなり、瞳の色は氷を思わせる青に変化していた。更に、異様に鋭く伸びた爪を備えた手には、それよりもなお鋭い氷塊が握られていた。

想い人の変貌に呆然としていた氷雨が我に返ったのは、その胸の痛みに気づいたときである。六花はその氷の刀とでも呼ぶべき刃を氷雨の胸に突き立て、酷薄に笑っていた。そして、痛みに倒れた氷雨の目前で惨劇が始まった。

六花が舞うように刀を振るうと、硬直していた氷雨の両親の首が斬り落とされた。動かない体に力を入れ逃げようとする六花の父は、彼女が作り出した無数の氷柱に穿たれ原型を失った。息子である真冬だけは守ろうと涙を浮かべて抵抗を試みる彼女の母は、生きたまま頭部を凍結され、そのまま握りつぶされた。

突如として繰り広げられた凶行に固まっていた真冬であったが、赤いシャーベットになった母の亡骸を見て我に返り、その場から駆け出した。雪の積もった境内を必死に走る真冬であったが、空を滑るように移動した六花に追いつかれてしまう。六花は恐怖のあまり震える真冬の首をつかむと、そのまま人ならざる膂力で彼の体を持ち上げた。彼女がゆっくりと手に力を籠めると、真冬が苦しみに喘いだ。嗜虐の歓びに陶酔していた彼女は、背後の異変に気が付かなかった。

氷雨は、六花に胸を突かれたとき、自分は死んだのだと思った。しかしぼやけた視界と意識が完全に閉ざされることはなく、目の前で多くの命が奪われたことを理解していた。そして今、もう1つの命が危機にさらされていることも理解していた。

幼い従弟を守りたいと思ったのかもしれない。愛しい人に、これ以上罪を重ねてほしくないと思ったのかもしれない。立ち上がらないと。そう強く願った氷雨の体からは、戒めのような金縛りが消えていた。それだけでなく、確かに貫かれた胸にその傷はなく、多くの血を失っているにもかかわらず体には活力が満ちていた。状況の理解などできなかった。それでも氷雨は立ち上がった。

そこから先のことは、氷雨自身も無我夢中で本能のままに行ったことだった。いつの間にか、彼の手には氷の刀が握られていた。彼は全力で六花のもとに駆け寄ると、彼女が振り向き刃を振り下ろすより早く、氷の刃でその胸を貫いた。そして胸からとめどなく血を流しながらも、六花は安心したように微笑んだ。最期に彼女が浮かべたその笑顔は氷のように冷たいものではなく、氷雨が憧れた温かい笑顔だった。

六花の亡骸は、風に砕けて掻き消えた。降り積もった雪は、彼女の血の色に染まっていた。

■氷雨と真冬について
氷雨がオーヴァードとして覚醒した事件以降、彼は従弟である真冬を引き取り2人で暮らしている。2人で家業を引き継ぐ形で継続しているとはいえ、未成年である彼らが生計をたてられたのは氷雨がイリーガルとしてUGNの依頼をこなしてきたためでもある。氷雨と真冬はともにオーヴァードであるが、能力には差がある。氷雨はUGNの依頼をこなせる程度にはエフェクトを使いこなせるが、真冬は簡単なイージーエフェクトをようやく扱える程度である。また、これは2人に共通することであるが、オーヴァードに覚醒した影響で体毛と瞳が青に近い銀に変色している。

余談ではあるが、氷雨と真冬は双方に罪の意識を持っている。

氷雨は真冬の姉である六花を殺めた張本人である。彼女がジャームという後戻りのできない怪物に堕ちていたとしても、真冬から唯一の姉を奪ったという罪悪感は拭えるものではなかった。

一方で、真冬には姉を怪物に堕とし、自分の両親と氷雨の両親、そして氷雨の婚約者を奪ったという意識があった。氷雨と真冬、そして六花がオーヴァードとして覚醒したあの夜、事件のきっかけとなる遺産を持ち出したのはほかならぬ自身であるためだ。その意識は彼の中に根付いており、氷雨から「真冬のせいではない」という言葉をかけられても消えるものではなかった。

そして真冬は、氷雨が想い人を失った痛みから立ち直れていないことにも気づいていた。そのきっかけは、真冬と氷雨が遺品の整理をしていた時のことであった。六花が子供のころに着ていた巫女服を見つけた氷雨が、「真冬なら似合うかもしれない」と口にした。悪ふざけなら真冬も断っただろう。だが氷雨の目に浮かんでいた憧憬と悔悟の念を見て取った真冬には、彼の申し出を断ることができなかった。

華奢な体つきの真冬は、姉の服に違和感なく身を包んだ。見立て以上に想い人の面影を現すその姿に、氷雨は思わず真冬を抱きしめ、絞り出すように彼女の名前を呟いてしまった。

その日を境に、真冬は氷雨の求めに応じて姉の衣服をまとうことが多くなった。この行為が倫理的に正しいか否か、真冬は考えないわけではなかった。だが少なくとも、自分を守るために最愛の人を手にかけた青年の痛みは和らいでいる。真冬がその歪んだ贖罪を続ける日々は、まだしばらく続きそうである。

セッション履歴

No. 日付 タイトル 経験点 GM 参加者
フルスクラッチ作成 0
作成時ボーナス 34
GOP 10
第1話 31
第2話 31
第3話 30
第4話 45
第5話 36

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