庄楼 命。旅好きな発明家、“喝采(ヴィクトリア)”の本性にして、本来の異名と名前。

『前の世界』において、FHのリエゾンロードであった“万象讃歌(ヴィクトリア)”鎹 凛音に瀕死の状態を救われ、彼女の影武者として世界を廻っていた。
レネゲイドの力を憂いつつも世界の発展を願った彼女の為に逢魔時の遺産を単独で探していたが、事態は突如一変。
『■■■■■■』の面々が世界各地で起こした『御伽噺の汎用化』によりレネゲイドだけでなく数多の力が氾濫、地球は壊滅的な被害を受けた。
UGN・FH双方は勿論、各国の軍も何もかもが致命的な打撃を受けた為真っ当な反撃は出来ない。
最終手段として“万象讃歌(ヴィクトリア)”の指揮の元、黎明時計を用いた世界改変を選択した彼女達であったが、その戦いで仲間の殆どが死亡。
生き残ったのは命と当馬だけであった。

改変後の世界で、副作用として『改変後の命／当馬』もが存在していた為二人は流浪の旅に。
その道中で、実験の失敗により改変前の記憶を取り戻した凛音と出会う。
彼女のサポートをせんとL&Pへの参加を表明した命だったが凛音に「もう関わってはいけない」と拒絶される。
それでも、と諦め切れなかった命であったが、そんな彼女の想いなど関係無いと言わんばかりにFH内の抗争によって凛音は死去。
それによって命の中の何かが切れたのか、抗争相手のリエゾンロード及び配下のセルを事もあろうに『■■■■■■』の助力を得て壊滅させる。

結果、何もかもに興味が失せた命は自分自身を放棄し、凛音の代わりとして生きる事を選んだ。
彼女がかつて語った、くだらない夢物語を果たす事で。
元リエゾンロード、現暗黒競馬場経営者兼L&Pリーダー。それが、“喝采”だ。