容姿・経歴・その他メモ

――「玉のようにまぁるく愛い子だね。君の笑い声は不思議と綺麗だ」
　　　　　　　　　　　　　　　　「名前がないのかい。それはいけない事だ。名前は君に力をくれる。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「――――――。それが――」

兄さんから貰った最初の贈り物は名前だった。


彼は森で生まれた。元々ヒトして生まれたのか、キツネとして生まれたのか。彼はそれすらわからなかった。人に交われば浮き、獣に交われば迫害され、居場所はどこにもなかった。生まれた理由も自分が何者かすらわからない彼が最後に行きついた先がとある神社の『樹木』の下であった。

兄さんとの出会いはよく覚えている。
そこはどこか居心地がよく、死ぬならここがいいとそう思っていた時上から木の実が落ちてきた。あまりの空腹にそれにかぶりついていると後ろから笑い声が聞こえた。
「よく食べる子だね」
彼が笑えばその後ろの大樹も葉を揺らし、心地の良い音を奏でた。
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【樹が転生してくるまで】
約束をした後、樹を伐採した村を焼き滅ぼした。その後も大いに大荒れし問題行動を起こし続け、体が徐々に黒くなる。
それを見かねたとある陰陽師と話をし、悪さをしないことと引き換えに体が黒くなるのを遅くしてもらう封印をかけてもらった。
その後は人間社会に溶け込むが、体は徐々に穢れにおかされていった。

現代になり、樹が転生しているのを見かけ声をかけるが覚えておらず(姿どころか声も喉が焼けていたため変化していた。まぁそれが原因かは分からないが)、また大荒れ、今度はUGNに捕縛され地下に幽閉。また樹に助けてもらう。

好き。
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【樹との関係性】
約束を破られてとても悲しい。
気付いてくれなくて悲しい。けどこれは自らへの罰だと思ってる。
でも好き。
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本人はそのつもりはないが、陰陽師はコウリンのことを仙狐だと思っている。
勝手に神木を伐採した村人に対する祟りを起こしたと思ったため、対話しに来た。

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