登録名：花音・サランドラ《カノン・サランドラ》
コードネーム：疾風の寵児《メルクリウスブレス》
性別：女
出身：イタリア
誕生日：9/1
身長：148cm
体重：44kg
血液型：A型
所属：｜古物蒐集會《ダイナソー》
ブリード：クロスブリード
シンドローム1：モルフェウス
シンドローム2：ハヌマーン
シンドローム3：―――――
特記事項：遺産《チャリオットバラー》契約者

・戦闘適性：A+(潜在能力や性格適性によるところが大きい。戦王の卵)
・継戦能力：A+(こちとらバックにマフィアが付いてんだよ下手に手ぇ出したらわかってんな？)
・命令順守：A+(お姉様のために頑張りますわーっ！)
・陣頭指揮：EX(鶴の一声でマフィアが動くんだぞヤベェだろ)
・社会適性：A+(社会は社会でも裏社会だがな！王の器や)
・ＲＣ技術：A+(踏み潰すのは敵だけですわーっ！)
・衝動耐性：EX(衝動的に危険集団から危険集団に移籍する女やぞ)
・特異能力：EX(大規模マフィアのボスが溺愛する愛娘ぞ？)

『｜古物蒐集會《ダイナソー》』に所属するオーヴァードの1人。
イタリア人の父と日本人の母を持つハーフ美少女であり、いつも元気いっぱい好奇心旺盛なお転婆ガール。
お転婆具合に反して、意外にも気になったことは調べずにはいられない研究者気質。そんな性格もあり、箱守によく懐いている。
父はイタリアにその名を轟かせる大規模マフィア"サランドラファミリー"の｜首領《ドン》"カルロ・サランドラ"その人であり、母はイタリア留学中に訪れたバーで偶然居合わせたカルロに一目惚れされ、口説かれた一般通過ウルトラ美人大和撫子。
｜紆余曲折《情熱的な猛アタック》の末にお父様は見事お母様を射止め、わたくしが生まれたんですのよ。とのこと。
そんな経緯からか、カルロは妻と娘の花音をとても大切にしており、花音が箱守に惚れ込み家出同然で古物蒐集會に加入しようとした際にも｜ひと悶着《抗争寸前》があったようだ。
現在はどうにか落としどころを見つけ、マフィアと箱守の間で協定が結ばれたらしく監視員の派遣および定期的な現状報告を行うことを条件に花音の古物蒐集會所属が認められた。
そのため、彼女の扱いはUGNエージェントではなく、箱守紡おかかえのイリーガルである。

彼女の所持する遺産"チャリオットバラー"は果て無き戦場と共に駆ける主を求め放浪する、｜馬鎧《バーディング》を纏った亡霊戎馬であり、花音に戦王の素質を見出し主と定めた。
花音に"エテルナロッタ"と名付けられたこの亡霊戎馬は古物蒐集會の中でも極めて珍しい、明確に意思を持ちコミュニケーションが取れる生きた遺産である。
体躯はもちろんの事、物理干渉可能な実体と物理干渉不可能な零体とを切り替えることができ、その特性を生かして常に傍に控えるこの遺産は主たる花音の一声ですぐさま姿を現し戦場を駆けることができる。
花音はそんな"エテルナロッタ"の背にまたがり、戦場を疾風の如く駆け回り敵を跳ね飛ばしたり轢き潰したりする。普段以上にハイテンションに速さを求め駆けるようになる様はまさにハンドルを握ると性格が変わるタイプそのもの。
今はまだ青く衝動的な動きが多いが、それでも戦場の喧騒に恐怖よりも昂揚を覚える天性の戦才の持ち主。
もしもこのまま死線を駆け続けるならば、近い将来に戦場の女王として花開くだろう。

当時は一般美少女だった花音が｜面倒な野暮用《非遺産案件》でイタリアに訪れた箱守(ローテンション)とカフェで偶然相席になり、そこで花音は箱守に懐いてしまった。そして、花音はイタリア滞在中の箱守の後を雛鳥のようにちょこちょこと付け回すようになる。
そんなことを数週間続けていたため、当然の帰結としてレネゲイドがらみの事件に巻き込まれることとなってしまった。
その結果、自身もオーヴァードに覚醒してしまい、さらにはよりによって遺産"チャリオットバラ―"との契約を果たしてしまったから大変。
遺産がらみではないめんどい用事中に｜一般人《パンピー》の｜子供《ガキ》を相手にしていたこともあり、低めだったテンションが一転。突如現れた棚ぼた遺産にテンションが跳ね上がった箱守はヒロイックに花音を守りながら共に事件を解決した。
結果、そんな落差や活躍が花音の思春期ハートにぶっ刺さり、箱守の古物蒐集會への誘いに「喜んで付いていきますわーっ！」とハートが燃え上がり、家で同然で付いて行ってしまった。
一目惚れした異国の女に「力尽くで手籠めしたんじゃ満足出来ねぇ。漢として惚れさせてぇんだ」と裸一貫で猛アタックした父の血をよく継いでいるのだろう。

UGN遺物探索局に所属する遺産回収部隊。それが《｜古物蒐集會《ダイナソー》》である。
表向きの役割は遺物探索局が発見した遺産を他勢力に先んじて回収するための武闘派回収部隊とされている。
だが、その実は『｜遺産収集者《レガシーコレクター》：｜箱守《はこもり》 ｜紡《つむぎ》』が集めた遺産継承者達および箱守本人を監視、管理および利用するための専用部隊である。
そのため、人事権は箱守紡に全権が委ねられており、彼女｜が気に入った《に目を付けられた》人員で構成されている。
結果としてメンバー全てが遺産継承者で構成された特殊な部隊となっている。

重厚な｜馬鎧《バーディング》を纏った伸縮自在の亡霊戎馬。遺産の本体は｜馬鎧《バーディング》であり、亡霊戎馬こそが真の契約者であるとする説もある。
「お利口なお馬さんですわ！お姉様や會のみんな、そしてこの子と駆ける日々はさいっこうですのよ！」