容姿・経歴・その他メモ

人物像

　可愛いものが大好きな女装男子。制服はSランクだからと無理を通して女生徒用のものを着用している。
　無性愛者（アセクシュアル）で恋愛至上主義が嫌い。
　明るくお調子者気取りな性格で本心をあまり話したがらない。
　基本的には適当な冗談等で他人をあしらうような人付き合いだが、親しくなった相手には男女問わずスキンシップが多くなったりと急に距離感が縮まる。男女平等というより性差を付けて考える事が苦手。
　名家の長男で2歳下の弟がいる。

経歴

　幼い頃からカッコいい物より可愛い物が好きだった。洋服も女物の方が好みだったが親が長男なら男らしくしろと認めてもらえなかった。
　小学生時代は私物が女子っぽいという理由でいじめられていた。両親は「男らしくないお前が悪い」と十三を責めた。
　中学になってもいじめは止まなかった。見た目や趣味の可愛らしさから女子とは比較的良好な関係だったがそれがより男子の嫉妬と反感を買ってしまった。両親は十三の趣味を理解しようとせず弟に近づけないようになった。
　この頃から他人に恋愛感情を抱く事が酷く難しいと悩むようになる。当時、特に仲良くしていた女子生徒に告白されて付き合っていた時に、自分の抱いている愛情と相手の恋愛的な愛情に齟齬を感じるようになり、次第にその違いに居心地の悪さを感じて別れることになる。それ以来、彼女とは疎遠になってしまう。

　中学2年生の春に家の神棚に飾られていた“弓”に触れたことでオーヴァードに覚醒する。その弓は遺産“必中の弓”であり、代々空閑家に伝わってきたものであったが数百年前から適合者はおらず、レネゲイドについての知識はあったがその真の力を知る者は空閑家にはいなかった。
　十三は覚醒を感知してやってきたUGNに保護された。UGN職員は“学園”への入学を勧めてきた。両親は覚醒した十三を厄介払いでもしたいかのようにその提案に賛成した。十三自身も今の生活に未練はなかったため学園への入学を決めた。
　もしオーヴァードという化け物だけの学園ならば自分は普通に生活できるのではないかと淡い期待を抱いていた。

　学園では遺産を継承したことで入学当初からSランクという破格のランクで迎え入れられる。しかし女子用の制服を着用していることなどから周囲からはむしろナメられており、本当にSランクなのか怪しんでいる人すらいる。
　高等部に上がってからは「大学部に彼氏がいる」「偉いおじさんに身体売ってSランク貰った」等、根も葉もない噂を流されている。そういった噂をいちいち否定してもキリがないので適当に冗談や軽口で流しているが内心では嫌っている。

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