容姿・経歴・その他メモ

先天性白皮症のドイツ人のクォーター。
加えて血液型がO-Rh-null型という極めて特異な種類である。
この血液型は『誰にでも』輸血をする事が可能だ。

乃愛は幼い頃から戦場を周り傷ついた者には手を差し伸べ、自らの血を分け多くの人間を救ってきた。しかし、紛争という過酷な状況で生まれる犠牲の数からすればそれは微々たるもので、幾ら食べ物があっても、幾ら休める場所があっても、流れる血の量に対して乃愛の血は足りなさ過ぎた。
それでも、1人でも多く救えるのならと、戦場を歩き、血を分け、次の場所へ。
そんな事をしていれば、乃愛自身が死に至るのは必然と言えた。
死の間際に乃愛の頭を占めていたのは後悔でも恐怖でもなく、救いに行けなかった者たちへの謝罪だった。
ごめんなさい、私にもっと力があれば、救いたい、私は遍く全てを救う光になりたい。
倒れ伏し、照りつける陽の光に肌を焼かれながら、なおも人々を救いたい
ーーそんな心からの渇望にレネゲイドが応えた。

いつしか戦火は収まり、血で血を洗う惨い争いは終着を迎えた。
そして、生き残ることが出来た者達は口を揃えてこう言った、
「一人の天使がこの争いを終わらせた」
と。

それから、噂を聞き付けたUGNに拾われ、その慈愛の精神をもって子供達を導いてほしい、と勧誘を承け今に至る。

レクランは乃愛をUGNに勧誘した人物で戦場帰りで着の身着のままの乃愛の身の回りの世話をしてくれた親の様な、もしくは兄の様な存在である。

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