容姿・経歴・その他メモ

概略

娘の肉体に(バ)美肉おじさん

概要

元々父娘だったが、とある現場に赴いた際、娘・あかりの肉体に父・直弥の精神が宿るという不思議な状態になってしまった。

父の肉体はすでに失われているが、娘の精神についてはまだ見込みがある。
分析の結果、《戦闘用人格》のように一時的に休眠しているだけということが分かったからだ。
彼女の場合、人格の休眠状態が長期に渡って続いているだけで、きっかけや何かしらの外的要因があれば目覚めうる……とされる。
しかし、肝心の目覚めうるきっかけや外的要因については研究が進んでいない。と言うより前例がない。
そのため、何も分からないというのが現状。希望はないが、皆無という訳ではない。ごくわずかなものでしかないが……。

現在は父の精神・性格・信念他に基づいて行動している。
配置などは上司である霧谷の口利きもあって、そのまま同じ待遇で働けている。
……なぜかエフェクトまで父のものが使える。レネゲイドの神秘と言うべきか……。

肉体を娘へ返す方法を模索するため、UGNへ協力している。

好きな物：娘、妻、酒（肉体の成長に悪影響があるため禁酒中）、煙草（肉体の成長に悪影響があるため飴で禁煙中）、
　　　　　報酬、競馬（肉体の成長に悪影響があるため我慢中）、焼き鳥
嫌いな物：人間、家事炊事、娘に言いよる不埒なアホ共、ピーマン（肉体の成長の為に我慢して食べている）

PL追記（ドラッグ反転）

▶娘の精神が眠っている現在の状態を解消する予定はないです。

履歴

非オーヴァードであった妻・裕子と結ばれた直弥は、幸せな結婚生活を送っていた。
子供も授かり、UGNの福利厚生を用いて関連施設での出産を間近に控えていた。
あかりは無事に生まれた。裕子は、助からなかった。
生まれながらに振るったオーヴァードの力に耐えきれず、妻は子によって殺された。
……娘の事は大事だ。愛おしいとも思えている。
ただ、世界で一番愛していた存在を喪い、奪われた──よりにもよって彼女が腹を痛めて産み、自分もその誕生を心待ちにしていた実の娘に──ショックは大きかった。

父娘でUGNエージェントとして活躍する傍ら、二人でより添い、支え合う日々を過ごしていたが、ここでもまた受難に見舞われる。
とあるRBの討伐任務に当たった際、二人の参加していたチームは大損害を受けた。
チームで一番の経験を誇っていた直弥も歯が立たず、消耗しきった娘のあかりだけが残される危機的な状況で、彼女は。
逃げもせず。
隠れもせず。
震える唇で。
命乞いをした。

──「どうか、パパだけは」
　　「パパだけは助けてください」
　　「おねがいします、おねがいします」
　　「パパが死んじゃうの、イヤなんです」──

レネゲイドは不可能を可能にする力だ。瓦礫の下でミンチになっていようが、力の具現にかかれば造作もない。
かくして。願いは聞き届けられた。
彼女の望み通り、父は生き延びた。娘の精神を押しのけ、肉体に居座るという奇跡の御業がなされたことで。
愛していた。離れがたいと思っていた。けれど事実として、黒く殺意を煮えたぎらせたこともあった娘に助けられた。
その胸中を、男が明かすことはない。

セッション履歴