容姿・経歴・その他メモ

都内の大学に通う一見平凡な学生。
生まれながらノイマンシンドロームを発症している生粋のオーヴァードで、自分と周囲の人間が違う生き物であるという認識を強く持って生きてきた。
人間は自分たちと違うものを殺して生存権を獲得してきた生物である、そう判断した眞人は周囲の人間たちに不審に思われないよう、人間のふりをして生き続けてきた。
しかし、常人を凌ぐ頭脳による完璧な擬態を以てしても人間社会は彼を排斥する。
その理由は、彼の生家にあった。
眞人の両親は｜偽神の心臓《ファルスハーツ》の末端である新興宗教団体に深く関わる、世間一般からは大きくズレた人間だった。
この両親の子供である以上は「普通の子供」ではいられない、かと言って両親の言う神を否定すれば、眞人は家族という群れから排斥された「普通ではない子」になってしまう。
熟考の末、彼は全てを白紙にするところから始めることにした。
「普通」からかけ離れた新興宗教団体という異端を潰し、両親を含めた信者を皆殺しにした彼は、晴れて「普通」の日常を送ることとなる。
その過程で京香・T・アーミテージやUGNとの邂逅を果たすことになるのだが、あくまでも普通の生活にこだわった彼はイリーガルとして登録されるに留まる。
彼が世界の守護者に力を貸すのは、彼の「普通」を脅かす邪悪な影を払うときだけだ。

「普通」。
力で劣る人間からの排斥を避け、数だけ多い人畜生の秩序に暮らす。
眞人の本質は、彼が幻想のように呟く「普通」から最もかけ離れたところにある。
｜平凡な人間《Norm man》を志す彼はその実、凡そ人から逸れた｜人でなし《No man》、『｜逸凡人《ノーマン》』なのだ。

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