あせた茶髪にオレンジの目の中学生。
能力行使によっては数歳程度見た目を変化させることが可能。

大人しめで優しい性格。
自己主張があまり得意ではなく、強く言い返せる程気も強くないため流されやすい印象。

ウロボロス特有の"影”を操ったRC攻撃が得意。
｜純血種《ピュア》である彼女が内包するウロボロスのレネゲイドは"分解・吸収”する力が強く、操る影の触れた先から何もかもを溶かし尽くしていく。

学校での成績は優秀でしっかりしている生徒だと先生や友人からも評判がいい。
しかし「優等生」という印象が強いからか、誰もが「彼女はしっかりしているから大丈夫」と思ってしまい、色んなことを任されてしまいがち。
元々持っている手際の良さもありこなせてしまうことも多いのが一つの原因でもある。
我慢しがちで溜め込みやすい気質が、反して彼女の本心を抱えた"｜影《アヴァター》”を作り出しているようだ。

小さい頃から絵を描くことに興味があり、芸術の方面に進むのが夢だった。
しかし家庭環境が悪くなっていく一方だったため現在は諦めてしまい、働く姉を早くサポートできるようにいい高校に入れるよう努力している。
今でも趣味で絵を描いているが、小さなメモサイズの紙にちょこっと描いて捨てちゃうぐらいのモノ。

FHセル"｜眠りの森《スリーピングフォレスト》”に所属してからはのびのびと芸術に明け暮れているようで、任務をこなしながらアトリエで過ごしている。
オーヴァードに覚醒したてのひよっこなので、能力の練習との兼ね合いで"影絵”について学んでいる。

一人称：私
二人称：あなた

好きな食べ物は「玉子焼き」と「いちご」
嫌いな食べ物は「ほうれん草」と「わさび」

4人家族の次女であり、姉である柳ヶ瀬 歩を慕っている。
父親が幼い頃に家を出、それに伴って母が体調を崩し入院することになった後は、歩と二人で生活をしていた。
4年ほど前に歩がFHにさらわれαトランスを投与、オーヴァードに覚醒したことがきっかけで間接的にUGNの下で保護されることとなる。
しかし、自分たちの生活が保証されるかわりに姉がUGNの構成員として日々戦いを続けていることに不安と焦燥を感じていた。
元々自己犠牲の精神が強かったのか、姉が自分を心配させまいと笑顔で傷ついて帰ってくる姿が痛ましく思いながら、それでも自分のために頑張ってくれている姉にわがままを言うこともできずくすぶった毎日を送り続けていた。

転機が訪れたのは、とある夕立の降った日。
買い物を終えた彼女が帰路についた際、無常にもジャームの剛腕によって命を落としかける。
一人死にゆく彼女を救ったのは、FHセル"｜眠りの森《スリーピングフォレスト》”のリーダー、天伽 絆という男だった。
死に際に口に注がれたαトランスによって、覚醒を果たしそのまま拾われることとなる。
彼らと行動を共にする中で、これまで抑圧されてきた自分の願い、姉への思い、そして自分を取り囲んできた｜UGN《環境》への不信がFHへと彼女の背を押すことになる。