容姿・経歴・その他メモ

UGNロシア支部特殊オーヴァード部隊『ディスカード』に新たに配属されることになったオーヴァード。

元はオーヴァードですらない一般人だったが、父ヴォルフガングの野望の元オーヴァードへの覚醒実験の検体となる。
過酷な実験の末サラマンダーのシンドロームに覚醒するが、人為的な実験による強制的な覚醒の影響か、本来炎と氷の両極となる力を扱えるはずのサラマンダーシンドロームにおいて、炎の能力しか扱えない不安定な能力者となった。
更に悪いことに、実験の副産物かレネゲイド係数も常人より高かったことで、当初より早期のジャーム化も懸念されていた。

最初こそ騙し騙しで任務に赴いていたが、徐々に過剰なほどの攻撃衝動も見られ始め、ヴォルフガングは自身の名誉に傷がつくより前にベルナールのディスカードへの異属を決めた。

現在は誰に向ければいいかわからない憎悪と、父への殺戮の衝動を秘めながらも、加減も容赦も必要ないとされるディスカードの掃討相手へその衝動をぶつけている。

危険度の高い実験であり、ベルナール以外の被験者は漏れなく死ぬかジャーム化し処分された。
既に研究も凍結され、汚点の一つとなりえる本件はすでに記録も抹消済であるだろう。

あの男は自分のためなら己のみならず妹をも使い潰すに違いない。
妹を父から守るために、父の傀儡と成り果てるしかなくしかし衝動に完全に飲み込まれることも許されない。それこそ、父を葬ることができる日が来るまでは。
父は憎悪の対象であるため、ミドルネームは普段明かさない。

その炎は、仄かに昏い。

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