容姿・経歴・その他メモ

　育成部隊『学徒連盟』の首魁。一ツ星球児(ひとつぼしきゅうじ)


　2m超の巨躯を誇り、高校生離れした風貌を持つ快男児。不器用な男。

　シンドロームはサラマンダー・キュマイラ。レネゲイドを暴走させて体内で核融合を起こし異常出力を確保、筋肉で抑え込みブラックホールを精製、乾坤一擲の気合と共に亜光速の豪速球を相手に叩き込む熱血脳筋縮退砲を唯一にして必殺の技とする浪漫の権化。

　その火力は凄まじく、星の質量・放射線・超重力により襲来する三冠の死は、逃れ得ぬ破滅を招く。

　本来は「体温操作」「膂力増強」それだけに過ぎなかった異能を鍛錬により磨き上げ、物理法則の限界を超越する。

　キュマイラの変身モデルは存在せず、ただひたすらに、願った理想を体現し続ける肉体改造に特化した。
　あえて言うのならば、進化の果てに欲と滅びへ到達する、人間そのものなのだろう。

　将来の夢は野球をすること。ルールは未だ知らない。




　父は野球選手、母は元アナウンサー。裕福な家庭で将来を寿がれ生を受けたが、生後数カ月でオーヴァード能力を発症。両親はそれを受け止めきれず捨て子となり、以降『玉枝』で育つ。

　記憶にない両親の選択を責める気はなく、現状のバケモノ加減を鑑みれば正しい判断だったとまで思わなくもないが。いつかオーヴァードでも『球児』となれる平和な世界を作り上げられた時は、意趣返しを兼ねた挨拶に行くのだろう。

　そんな果てなき夢と生来の気性が合いまり面倒見は良く、部下や保護対象には慕われている反面、理想の社会を脅かすジャームには躊躇なく捨て身の一撃を叩き込む。
　『いつか平和な世界を生きる為に死ぬ』という矛盾を本末転倒と捉えず、未来に到達するのは下の世代でも構わない。という危うさも併せ持つ。

　同じ平和という志を持ち、都市運営という大役を担う天王洲花憐（PC2）を盟友として尊敬している。
　と、同時に、目的へ向かう手段として『戦うことしか出来ない』自分を恥じ入る劣等感が無いと言えば嘘になる。

好きな食べ物は鶏むね肉とビール。
嫌いなものは特になし。

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