“seed in the cage”から10年の月日が経過した亀市玖乃の現在の姿。一色寵子からの「生きて」という願いとレネゲイドを吸収することのできる遺産“星の海γ”を受け継ぎ研究者として水津鞠市に残っていた研究資料の解析等を行っている。自身のような境遇の人を二度と出さないようにする為、そしてレネゲイドウィルスを治療可能なものにする為、己の正義と理想を胸に彼女の戦いはまだ続いている。
現在は“アトランティス”からは少し距離を置いて水津鞠市や近郊都市で定期的に居住地を変えながら一人で研究を続けている。リーダーの黒吊セキや色四ニトたちとは連絡を取り合っている。UGNへの連絡は基本的に彼らを通して行っている。

かつて身体に起きていた味覚障害や睡眠障害等はその後適切な処置を受けることができ、セキ達の支援もあって完治したが取り込んだ“星の海γ”から生じている侵蝕率上昇の方が今度は彼女を蝕んでおり、身体の一部を機械に置換して侵蝕を抑えている。幼少期から身体に負担をかけ続けたこともあり残された時間もそうは多くないことを内心理解してしまっている。

戦闘スタイルは獣化や隠密化の身体への負担が大きい事から使用をやめ、身体に埋め込んだ機械に仕込んだワイヤーブレードを駆使して戦うようになった。