容姿・経歴・その他メモ

菅原健司がオーヴァードとして覚醒したのは自身が中学生のころであった。
地元で有名な不良であった彼は毎日のように喧嘩に明け暮れていた。姉のことばかり気にする両親、口では偉そうなことを言いつつも、責任逃ればかりの周りの大人たち、自分の顔色ばかりを窺う舎弟ども、そのすべてが不満だった。
そんな彼に、唯一正面から向き合ってくれたのがR担の刑事、谷修成だった。
暴言を吐きつつも、菅原は谷のことを信頼していた。

大学生になった菅原に声をかける男がいた。ファルスハーツのエージェントを名乗る彼は菅原に問いかける。
「君の能力を、FHで活かさないか」「君ならば、その力でもっと大きなことができる」
甘言に乗せられ、菅原はFHに協力することにした。

若さゆえ影響されやすかった菅原の行動は徐々に過激化していく。日常から離れ、非日常の世界へと入っていく。
しかし、活動が原因で彼女が死んでしまう。
菅原はひどく後悔し、FHと袂を分かつこととした。

N市に戻った菅原はまず谷の所を訪れた。
谷は何も変わらず、真摯に菅原の話を聞いてくれた。
N市でUGNのイリーガルとして活動しつつ、フリーの雑誌記者として働くこととした。
幸いにも、FHやりくちを間近で見ていた菅原にとって、馬鹿を煽り立てる文章を書くことはたやすかった。
右派、左派問わず記事を寄稿し、その多くが人気記事だ。

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