【コードネーム】星の短杖(スティリグマタ)(スティリグマタはギリシャ語で小道具を指す)
【陣営】UGN〇〇市支部
【性別】男
【戦闘経験】無し
【出身】Ｌ県Ｓ市
【誕生日】11月1日
【身長】173㎝

※Ｅ、Ｃ、Ｂ、Ａ、Ｓの４段階評価で測定

Ｌ県Ｓ市から上京し、〇〇学園高等部に所属する学生。●月◎日のバスの爆発･炎上事故を切っ掛けにオーヴァードとして覚醒し、UGN〇〇市支部に保護される。現在はUGN〇〇市支部の協力者としての立場を保ちながらレネゲイドコントロールを学んでいる。

以下は彼に対する身体検査とカウンセリングなどを経て得られた基本的な情報です。UGN〇〇市支部所属のエージェントは一通り目を通しておいてください―UGN〇〇市支部エージェントに配られた簡易的な資料より抜粋

血液検査の結果分かった事だが彼はハヌマーンのピュアブリードと定義されているが、正確にはハヌマーン＆オルクス＋エンジェルハイロウのトライブリゲードのようだ。どうやら●月◎日のバスの爆発･炎上事故で急速に覚醒した結果、ハヌマーンのシンドロームだけがオルクスとエンジェルハイロウを強く押しのける形で異常発達してしまったらしい。
ただし、オルクスとエンジェルハイロウのシンドロームは彼の中に痕跡器官のような形で残っている。彼が大気の剣を振り回す際に展開するレールがオルクスによる領域の残滓で、大気の剣の燐光はエンジェルハイロウによる光の反射(僅かながらにも発行する作用も残されている)によるものである。
彼はオルクスとエンジェルハイロウの作用をハヌマーンのエフェクトの補助としてしか使用できないが、ハヌマーンのエフェクトに対してはピュアブリードとほぼ同一の適性を見せる。要するに彼は殆どピュアブリードと言っても差し支えないトライブリゲードなのだ。
彼の攻撃は『彼を中心に高速回転する光の剣の群れが広範囲を縦横無尽に切り刻む』といったものだが、実際は三つの過程を経て実行されている。
まず彼は大気を圧縮し形を与える。圧縮された大気は彼の中に僅かながらに残されたオルクスの作用で大型の剣を模したまま固定されており、同じく僅かながらに残されたエンジェルハイロウの作用によって青白い燐光を放つ。以降この圧縮大気を剣と呼称する。
そして彼はレールの展開を行う。このレールにはオルクスの作用が含まれており、剣はこのレールの軌道上に存在する限り高速かつ自由度の高い制御が可能となる。レールの大きさは唯理によって制御されているので、攻撃対象が円状のレールの内側に潜り込む事で高速回転する剣から逃れようとしても、円の直径を狭める事で対応する事が出来る。その逆も可能である。円状のレールは触れることが出来ないので破壊できないが、剣がレールから外れてしまった場合、剣の軌道を制御する事は困難である。
最後に彼はレールの上に存在する剣を回転させ、周囲一帯を切り刻む。向きを変え、大きさを変えるレールと速度と回転方向を変えつつも一時停止を絡める剣の波濤は回避が困難である。
余談だが剣とレールは彼のリソースが尽きぬ限り無数に展開する事が可能であり、一本のレールに対して複数の剣を走らせることも可能である。ー調査報告書より抜粋

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