容姿・経歴・その他メモ

「へひいっ、は、はいぃ……ワタシが【RSU(ルース)】部隊長の八目長ですぅ……フヘッ、怪しいものじゃ、ないですよぉ……ほほへっ……」
「毒って好きなんですよね……だって新薬になるかも知れないですし美味しいですしそもそもこの世の全てのものには致死量があるんですから毒とそうでないものの違いなんて殆どないっていうか薬だって行き着けば弱い毒ですしワクチンだって弱毒化した病原体を意図的に体内に入れ込んで活用して――あ、よかったら今度一緒にベニテングタケ食べませんか？　あれ毒が強い旨味を持ってるのでめちゃくちゃ美味しいんですよもうシイタケとか目じゃないですよまあそんなに致死的ではないキノコではありますけど分量間違えるとそれなりに大変なのでワタシの居る時じゃないとやめてくださいねっていう話なんですけど、遠慮しておく？　えっどうして……美味しいのに……」

Red Shield Unit、略称【RSU(ルース)】の部隊長兼支部に所属する医師の一人。
部隊長と研究員と医師を兼ねているので多忙なはずだが「日常の代行者」などのエフェクトにより特に問題なく業務を日々こなしている。
所々に笑い声の混じる奇妙に間延びした言葉遣いは彼女なりに「相手への伝達を重視した・相手が安心できるようにと考えた」結果。気を抜く(あるいは思考に没頭する)と非常に早口で考えをまくし立て、相手によっては威圧されているように感じてしまうため、医師としてそれは良くないだろうと創意工夫した結果ちょっと変な感じになっている。
逆に言えば、あまりそういう配慮が必要ない相手であれば本来の口調になるため受ける印象がそこそこ変わる。
一応「黙って微笑むと真っ当に美人」なのだが、いつもニタニタとした笑みを浮かべており、いろんなものが壊滅的なためあんまり気づかれないがち。

【RSU】は全員がブラム＝ストーカーのオーヴァードで構成されており、攻撃力は皆無に近いが、従者の活用によりH支部の日常的な哨戒、(主に非戦闘員の)カバーリング、現場における初期治療等を担当している。
また、構成員は全員宝石にちなんだコードネームをつけている。
八目長は群れを統率し、引っ張っていくリーダーと言うよりは「この人自分がいなかったらどうなるんだ……」と部下がついてくるタイプのリーダーのため、構成員の団結力は高い。
逆に言うと本人の生活能力その他の難がデカい。

特に問題視されているのが「毒を好んで食べる」悪食癖である。ほとんどの毒は瀉血で対応できているのだが（要は毒が体内で悪さする前に血液操作で外に出せば問題ないため）、レネゲイド由来（オーヴァード由来）の毒は普通にリザレクトしながら食べるので構成員は割と気が気ではない。
氷川香子の毒は「とろっと濃厚な蜜のようなかぐわしい香りと脳まで文字通り痺れるような甘みと苦みがたまらないんですよねその時によって若干組成が変わるので解毒が追いつかなくて全身にジリジリ来るのもたまらないといいますかあと対抗種と一口に言っても色んなタイプがあるんですけど香子ちゃんの場合文字通り内側から作用するんでお互いに喰って喰われる感じがあってそのバランスがピタッと釣り合うとたまらないんですよねえ……難点は香子ちゃんへのバックファイアがあるので負担を考えるとあんまり沢山はねだれないところかなあ……」らしい。毒の食レポすな。ねだるな。
一応当人なりに理由があり、薬は要するに薄めた毒なので、新しい薬の治験をする感覚で毒を食べているし、毒が人体にもたらす作用を解明して対策を立てることができれば役に立つので食べている。それはそれとして美味しい毒も多いので美味しいが理由で食べることもある。なんだかんだ理由つけて食べたいだけな気がする。

「人類はこれまで数多くの疾患を解明し治療してきた。その中には不可能と思われていたことだってある。故に、レネゲイドウィルスによるジャーム化やオーヴァード化も、いずれ人類が解明し治療できる疾患である」というのが持論で、その達成が例え1000年先の未来であっても、それまで知恵と知識と技と努力を継いで行くのが自分たちの役目だと思っている。
基本の気質は善性に溢れ前向きで陽属性。一周回って闇に見えるが基本属性は陽。
そういう意味ではK2にギリギリ出られるかも知れないタイプのメンタルをしている。K2に謝れ？　それはそう。すまない。

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