容姿・経歴・その他メモ

沼渕 未空はすでに死んでいる。
今ここにいるのは、彼が実験のために培養していた自身のレネゲイドウイルスが彼の体を核として動いている群体生物である。

爆発の中で空気中に溢れ出た沼渕のレネゲイドウイルスは死を回避するために爆発的に増殖し、そこにあったものを軸として人型になった。
すでに亡くなった彼とまったく同じ人格、能力を伴って。
そのまま崩壊に巻き込まれたこの生物は、記憶の混乱を起こしながらも沼渕 未空として研究を続ける。

長年望んでいた、沼渕と同じレベルの友達。
しかし、それが生まれた時すでに彼は亡くなっていた。


沼渕 未空について
覚醒前は少し感情の起伏が乏しい愛想のない子ではあったが、普通の子供だった。
小学生の頃、いたずらをしても驚かない彼を面白いと思わなかった同級生に辱め同然のいじめをうけ激怒。その衝動で覚醒した。
それ以来まわりの人間が自分と同じ"人間"に見えず、すべての対等な関係を失う。

あの頃まわりにたくさんいた"人間"をまた増やすため、自分と同じレベルで会話ができる友人を増やすため。
沼渕は自身のウイルスを培養し、安全な能力向上ワクチンを作り出してサルを人間にしようとしているのである。

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