幼少期にエフェクトを使用している所を発見、UGNに保護されたものの出生などは不明。
本人は赤色に執着に近い感情を抱いていたため、自らスカーレット・ロートと名乗る。愛称はレティ。
年齢に合わない大人びた雰囲気を纏っており、冷静で温厚かつ掴みどころのない話し方をする。
好きなものは勿論赤色だが、苦手なものは乗り物。特に車は乗るのも嫌いらしい。
暴走の度に「自分が此処に居てはならない」と言う漠然とした不安を得るようだが、詳しい事は分かっていない。
『死』に関して独自の価値観を持っており、死ぬ前に『何か』を知らなければ、為さなければならないと考えている。
その『何か』の手がかりが赤色にあると感じているため、個人的に自身の記憶を探して赤色を追っている。
普段は赤色を追いつつも、任務があるまでは小学生として普通に日常を過ごしている。

能力は標識を生み出す事。
領域内に大量に生成する事も可能らしく、生み出した標識によって様々な効果を生み出す。
コードネームは大量に標識を生み出した時の光景がSFの終末世界のようだった事から。
『一時停止』や『進入禁止』で妨害や防御などが主な戦術になる。
赤色の標識を戦術の核とするのは、本人の性格故だろうか。

居眠り運転による交通事故によって撥ねられ他界した少女。
死人になってからは達観したような思考と生死感を得る事になった。
死の間際に『一時停止』の標識と、自身の血溜まりを目撃した事で赤色のみが記憶に残る事になる。
生きかえった理由が『自分が死んだと認識できていないから』なため、この事実を受け入れた場合成仏する可能性が高い。

皮肉にも、別の理由でつけられたコードネームであるが……ラストリゾート、最後の手段、もしくは拠り所。
この方法こそ理不尽な理由で亡くなった少女がもう一度人生を謳歌できる最後の手段であり、拠り所なのかもしれない。

UGNがこの事実を知っているかは不明だが、戦力として活躍している彼女を成仏させる理由はなく、伝わる事はないだろう。