両親に生まれてすぐ森だか山だかに遺棄された子供。
だがその土地にはひそかに住み着いていたオーヴァードの少女がいた。
"湖の乙女"の名を持つ少女に育てられ、時にやってくる人間を追い払ったり、野生生物も追い払ったり捕まえたり、勉強教えてもらったり……としていた翔蓮は、ごく自然にオーヴァードにも覚醒。
街から手に入れた娯楽小説に出てくる「姫と騎士」「運命の相手」といったものに憧れていた翔蓮は、守る力を手に入れたことで、彼女の騎士になると誓う。
幼い翔蓮は憧れを恋とも勘違いし、老いを知らぬ少女にそれを告げもしたが、少女は曖昧に笑うだけであった。

ある日FHの集団が二人の住処にやってくる。少女は元々逃げ出した実験体であり、処分対象だった。
幼い子供二人は対抗しきれず、翔蓮の前で少女は死亡。翔蓮自身は能力を買われFHに連れ去られる。
死の間際、いつものように曖昧に笑った少女は翔蓮に告げていた。
「貴女がオーヴァードに覚醒したのはきっとわたしのせい」
「巻き込んだ責任があるから突き放せなかったけど、貴女の恋はただの勘違いだから」
「貴女もきっといつか、運命の相手に出逢えるよ」

少女は初恋の相手で、そして騎士の誓いを誓った相手だったから。そういわれてしまえば、探すしかなかった。
運命の人が見つかれば、きっとこの恋が勘違いだったんだと、ようやく認めることができるだろう。
逆にいえば見つからない限り、翔蓮の心は囚われたままなのだけれど。

騎士に憧れているためかそれっぽい言動をとるが、悪く言えば野生児でもあるため、わりと細かいところが雑だし荒っぽい。
女性らしさはほぼなく（顔は美人だけど）、同時に男性らしさがあるわけでもない。どっちつかずな印象。
それなりに見た目に気を使えるようになってからはそうするようにしている。これは最終的に所属していたセルリーダーの方針がそうだったため。
慎ましやかな胸（Aサイズ）には基本サラシ装備。いわゆる女らしい服というものは着れなくはないのだが、純粋に自分には似合わないと思っている。
人に裸を見られることに抵抗がまったくない（昔は裸で水遊びしていたため）。
"湖の乙女"と暮らしていた時代に最低限の読み書き計算は教わっているが、それ以上に関しては正直おざなり。
じつは結構な勉強嫌い。体を動かす方が好き。

経緯が経緯のため、元々FHのことが嫌い。でも別にUGNのことが好きとかそういう感情もない。騎士だが個人に忠誠を誓っているので、所属組織に対して思い入れを持たない。

女性であればとりあえずどんな美醜、どんな経歴であっても声をかける。一方で男性は端から運命ではないと決めつけている。
これは少女に恋したことを勘違いだと思いたくないから。
この見た目なので割と何人か実際に「運命です」といって付き合ってくれるのだが、実際翔蓮は全く相手に愛情を感じていないので、当然すぐ別れている。
男性に対しては口説かないだけで対応は別に普通。

名前は男女どちらでも通用しそうなものを。
コードネームはそのまま裏切りの騎士ランスロットとその別名『湖の騎士』。恐らく女好きとその振舞からFH時代からこのコードネームだと思われる。そして文字通り裏切っていった。


レジティメイト・サプレッション…正当な制圧。特に元ネタはなく単純に英語。
アロンダイト…ランスロットといえばこれ
ガラハッドの盾…盾持ってるのは息子だけど。ちなみにランスロットの本名もガラハッドらしい……

PC①
◆推奨カヴァー　：UGNイリーガル/高校生
◆シナリオロイス：美波夜空(みなみよぞら) 推奨感情：P任意/N悔悟
君は元FHチルドレンだ。君はUGNエージェントのPC③の説得によりUGNに保護された。
UGNイリーガルとして活動することになった君は初任務に向かう。
君には特別な才能はない、与えられたのは殺しの技術だけ。
——君は何かを求めている。
※Dロイス〈賢者の石〉不可
※求めている何かは自由に設定していい

賢者の石は適応していない。18歳だが高1で学校に通うことになった。勉強いや。