銀髪ポニテ黒コート。バッキバキに鍛えられているため、小さめの身長の割に結構がっしりしている。普段はぷにぷにした肌をしているが、戦闘モードに入った時は蛇のような剛性と柔軟性を併せ持つ筋肉の鎧に全身が変化する。
青いベストにネクタイというスタイルはこっちに来て最初にぶち殺したオーヴァード傭兵の真似。
勝手がわからなかったのでパクった。

普段は表情に乏しくクールに見えるが、その実かなりの負けず嫌い。
遠距離戦闘を行うタイプと戦うときはいざしらず、近距離が得意な相手に煽られたりとすると相手のスタイルに合わせた横綱相撲を取りたがるという悪癖を持つ。滅多に同形と出会うことができない戦場なのでなおさら。
武芸者気質なため全く気づかれずに不意打ちするような戦術はそんなに好きじゃない。
容赦なく人を殴り倒せるタイプだが、割と戦災孤児とかには優しい。
自分の腕前に絶対の自信を持ち、油断こそしないが割と傲慢。

暗殺拳から発展させ、正面戦闘に特化させた独自の総合武術、《無影流格闘術》を扱う。ただ性格上相手の土俵に乗ることが多いので、ボクシングや柔道、マーシャルアーツなどのメジャーなものから、プロレスなどの変わり種、武器術を拳に落とし込んだものまで幅広い戦法を取る傾向にある。
ただでさえ強靭な筋力をウロボロスの影を纏うことで補強し、あらゆる身体能力を限界を超えて高めさせる。
戦闘狂ではあるがあくまでも好きなのは全力をぶつけるバッチバチの戦闘なので手を抜くことはしない。あらゆる戦況において相手を叩き潰すことを目的に動く。

中国のスラムの生まれで親の顔は知らない。
生まれながらのオーヴァードで、4歳の時にその才能を見込まれて"カーネイジ"織戸 静馬に拾われ、江乃宮 士門という名前をつけられる。
修行の過程でボコボコにされながらも生まれ持っての爆発的な闘争心と戦闘のセンスでなんとか食らいつき、その技術の多くを吸収していく。
ただ荒れた環境で過ごし続けていた士門にとってはそれが普通であり、親子とはこういうことだと認識して静馬を慕っていた。
しかし、15歳の時のFHからの長期任務でしっかりと一般社会に触れた際、別にそんな事はないということを知る。動揺しながら任務をこなすも、今まで騙されていたと思って激怒し、その際に静馬の元を離れる。
その後は任務をこなしながら、静馬の暗殺拳を独自の格闘術《無影流》へと昇華する。
現在の士門の暗殺アンチはこの一連の過去から来ており、織戸静馬の名前を聞くとちょっと機嫌が悪くなる。
現在は師匠である静馬を超えるために傭兵としてクロドヴァでの武者修行に身を投じている。
めんどくさいので基本名乗りはシモンで通す。