容姿・経歴・その他メモ

概要

大学3年生。機械工学科。
ブラックドッグなこともあり、大学で学ぶことはだいたい頭に入っているが経歴のためが半分と柔軟に動きやすいからというのが半分で在籍している。出席すればいいようなものは従者に行かせることも多い。身の回りのことはだいたい従者や自動化で済ませており、身軽な本人は支部の仕事で走り回るか自身の研究のために自室に籠もるかしている。

経歴

中学まではバスケが好きなごく普通の男子だった。はずだった。
不正をしたわけでもなかった、誰かの恨みを買ったわけでもなかった、そんな両親がたまたま標的にされた詐欺師に嵌められ全財産を失った。そんな事態の対応などわかるわけもなく……あれよあれよという間に家族の絆は引き裂かれた。高校に上がってすぐのことだった。
気がついたら、自分は人の身体ではなくなっていた。そのことに関しては、悲しいという心すら麻痺していたためよく覚えてもいない。施設に襲撃があり、自分だけはUGNに保護されていた。両親は、死亡が確認された。
発現していた能力からブラム/ブラドのクロスブリードと判断され、しかし能力は弱めであるという診断を受け。それでもUGNに協力することにした自分は、簡単な訓練ののち配属された支部の1つ上のチルドレン、関内沙耶と共に高校に通うことになる。幼少期からオーヴァードとしての訓練を受けた聡明な、それでいて絆を守る使命と明るさを失わない彼女に嫉妬と共に憧れ、慕情を抱くようになる。
そんな日々も長くは続かなかった、強大なジャーム"無慚"が現れたのだ。1年前から確認されているが未だに討伐されていないため上位の警戒対象とされていた。そのため自分たち含め周辺支部全体で対処に当たる手筈になっていた。能力が足りないため前線のバックアップとして出撃に同行した自分は、信じられない話を聞く。別の緊急事態の対処によって、応援の半分ほどが来られないというのだ。実際は上層部のごたごたに巻き込まれただけであったのだが、そのような事情など知る由もなく、目の前の絶望的な状況に対処することになる。なんとか持ちこたえていたが、とうとう撤退する仲間たちを逃がすため、ひとり向かっていった人間がいた。沙耶だった。聡明な彼女のことだ、死ぬことはわかっていただろう、そんな背中を自分は見送ることしかできなかった。彼女が最期に残した傷は敵の追撃を止めるだけの力があったようで、制止できなかった別の仲間の暴走などのアクシデントも起こったもののなんとか全員が撤退できることはできた。……撤退だった。仲間一人の死と引き替えに。
暴走したエージェントの自主離脱もあり、支部は解体され、今の支部へと移ることになる。

それから5年、これ以上の悲しみを生まないため、そしていつか奴を討つために力の使い方を学び続けた。爆発力はないが、血液を最大限引き出してぶつけるだけの技術を身に着けた。そのうち、支部長の交代や新しい仲間などもでき、内向的な活動ではあるものの周りとも良好な関係を築いている……心のどこかに、穴を残したまま。

おまけ、自主離脱したエージェント→https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYrq2d0AIM

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