高校3年生。一般的な家で育ち、大きな不自由のない人生を過ごす。

明るく、喋り好き。感情表現が豊かで、表情をコロコロ変える。
礼儀正しく品行方正であり、成績も上位。少し抜けた所があるが、それも一つのご愛嬌。
そういった性格から多くの人に愛され、クラスのマドンナのような立ち位置にいる。

彼女自身、恵まれた境遇にいる自覚はあり、それに感謝もしている。
しかし、山のない日常にふと退屈さを感じることがある。
それを紛らわせるため、トラブルに首を突っ込んだり夜に目的なく散歩をするようになった。

覚醒後は自身の人間離れした膂力と不定期に襲う殺戮衝動の制御に苦しんでいる。

平常時でも細腕からは感上げられないほどの圧倒的なパワーを持ち、戦闘形態になることで力を跳ね上げることができる。
その際は額に大きな角が生え、右腕が赤黒く巨大な異形に変貌。

能力使用時は特に強い殺戮衝動に襲われ、それを抑えようとする形相はまさしく鬼のよう。

幼い頃、自転車の練習中に野良猫を轢いてしまったことがある。
美帆は申し訳なさと悲しさで胸がいっぱいになったが、心のどこかに別のゾクリとする感情が生まれていた。
その感情の正体に美帆は気づくことはなく、すぐに忘れられていった。

しかし、後に思い知ることになる。
平和な環境故に感じることがなかっただけで――彼女の衝動は、ずっと巣食っていたのだと。
長内 美帆という人間は、生まれつき“そういう”人間なのだと。

松笠 蛍

幼馴染の男友達。お互い勉強やらアルバイトやらで忙しく、最近は疎遠。
彼もクラスでは人気者であり、たまに「お似合いの二人」や「優等生カップル」などと揶揄われることもあった。
実際に気になっていたこともあったが、そういった関係になったことはない。

両親

父親はサラリーマン、母親は専業主婦。
特に裕福ではないが、金銭に困窮もしていない一般的な家庭。
たった一人の娘である美帆は、二人から大きな愛情を受けて育った。
美帆自身も感謝と愛を返していたが、最近は無意識に物足りなさを感じてもいた。

特に言うことはない。こんな不確定な切り札は嫌だ。

・《歴戦の獣牙》…素手攻撃力アップ。
・《巨獣の爪牙》…3回行動。
・《獣王の力》…メジャー攻撃力アップ。遠い。
・《プライマルレイジ》…メインプロセス中攻撃力アップ。重い。
・《狩りの統率者》…攻撃力バフ。単体にしか効果がない。
・《殺戮の獣牙》…クライマックス攻撃力アップ。アージエフェクトだ！！！嬉しいね！！！

攻撃力関連だけでこんなにあるの、キュマイラって感じ。