・好きなこと:"欲しい"と思った物をコレクトすること。
・嫌いなこと:面倒くさいこと、厄介ファン。
・最近の不満:戦闘の時、変身する姿がかわいくない。(ベルトさんの力を使用しているため戦闘時もその力に影響されるせい)
・ヒーローの仕事:「だってお金欲しいし」
→アイドルになってからヒーローとしても地味に活動しているが、殆どしてないのでルーキーから昇進してない。実力だけはある。
・ヴィランに対して:「別にいいけど邪魔だから」
・PC①に関して:「私いないとなんも出来ない。書類整理もお金の管理も掃除も...めんどいけど、やんないと散らかるし。いつも空回ってるし。なんにでも全力なのは羨やましいけど...うざい」(ツンデレ気味)

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PC①には昔巻き込まれたレネゲイド事件で助けられたことがある。
彼にとっては血塗られた過去で私を助けた事など覚えてないだろうが、彼女は当時のことを鮮明に覚えておりオーヴァードの特異性を思い知ることになった。

今の世の中、オーヴァードであることがアドバンテージであり特別な存在。そしてなりたい自分。そのオーヴァードに一番近いのがPC①だったのだ。だからこそ彼が探偵として活動し始めた後、その事務所にバイトとして入り助手となった。

"自分が特別でありたい"

特別な存在に近づくことで自分がそうなったかのように感じて優越感に浸りたかった。それが彼に近づいた最初の理由。
そのオーヴァードとなった現在、オーヴァードの力は人が羨むようなものではなかったことに気付いたが、それでも彼女にとっては特別な意味を持っていることは変わってない。彼に対してもそれは同じで、例え人気がなくて探偵の真似事の様な仕事しかしていなかったとしても彼女にとってPC①はある種の始まりでありきっかけとなった彼に感謝はしているので助手バイトは継続して続けている。

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彼女は不満だった。

お金が欲しい。友達が欲しい。歌が上手くなりたい。人気になりたい。働きたくない。特別になりたい。でもめんどいのは嫌。

ただの人間である彼女は今のオーヴァード社会に適合できずにいた。お金を稼ぐにも人気になるにも全てオーヴァードの方が優遇される社会。欲望を心の内に秘め、溜め込む日々。
そんな世界で人の来ない寂れた探偵事務所で助手のバイトをしながら地下アイドルでオタクを踏みつける毎日を過ごしていた彼女はある日、不思議なベルトさんと出会いオーヴァードの力を宿す。

ベルトさんは古代から存在しているRBでありEXレネゲイドのベルトに封印され眠っていた。ベルトに適正のある者が触れると眠りから覚め使用者の欲望の為に力を与えてきた。使用者を経由して使われたときのみベルトさんは本来の力を発揮できる。
そして今回の使用者である"瑠衣"は今までの適合者の中でも過去最大と言えるほど適正があり、その欲望と彼女に魅入られたベルトさんは無条件に彼女に力を貸している。そう、今やベルトさんは彼女の厄介ファンと化したのだ。

それからの彼女は自らの欲望の為にその力を...意外と使っていない。
彼女はとても面倒くさがりで、人気になるのはいいけれど囲まれたりするのは非常に怠い。ただでさえ面倒くさい厄介ファンもよりによって一番身近な存在にいるのだ。

今や人気アイドルになった彼女は探偵事務所を隠れ蓑にしながら欲望を叶え続けている。

因みに覚醒こそ遅かったがベルトさんが見抜いた通り適正は高く、戦闘センスは抜群。
ヒーローになったのも"オーヴァードになったらやってみたいランキング"に入れてたのでとりあえず副業として始めた。
実際は人を助けたりすること自体に思い入れがあったりする訳でもないのでたいして仕事を受けておらず、実力はあるのにルーキーのカテゴリ分けから脱出できてはいないが、本人も別に気にしてない。