“紅血の陽”支那守 結弦
プレイヤー:ろびん
- 年齢
- 17
- 性別
- 男
- 星座
- 魚座
- 身長
- 163cm
- 体重
- 48kg
- 血液型
- B型
- ワークス
- UGNチルドレンA
- カヴァー
- 高校生
- ブリード
- クロスブリード
- シンドローム
- ブラム=ストーカー
- ウロボロス
- HP最大値
- 33
- 常備化ポイント
- 4
- 財産ポイント
- 1
- 行動値
- 9
- 戦闘移動
- 14
- 全力移動
- 28
経験点
- 消費
- +745
- 未使用
- 38
ライフパス
| 出自 | 超常の能力を持つ者たちの中でも、更に異端な特徴のせいで誰にも愛情は貰えなかった | |
|---|---|---|
| 疎まれた子 | ||
| 経験 | 研究室から出られたことなんて殆どなかったし、ヒトとして扱われたこともない | |
| 実験体 | ||
| 邂逅 | 辛いことも沢山あったけど、忘れられない夏だった | |
| 新しい人生 | ||
| 覚醒 | 侵蝕値 | あの時あのまま死んでいたのなら、と以前の俺は考えてた |
| 死 | 18 | |
| 衝動 | 侵蝕値 | あるはずのもの、当然流れているはずのそれが、俺にはない |
| 吸血 | 17 | |
| その他の修正 | 9 | 《原初の赤》+3、《原初の黒》+3、《原初の虚》+3 |
| 侵蝕率基本値 | 44 | |
能力値
| 肉体 | 5 | 感覚 | 3 | 精神 | 3 | 社会 | 1 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| シンドローム | 1+1 | シンドローム | 2+1 | シンドローム | 1+2 | シンドローム | 0+0 |
| ワークス | 1 | ワークス | ワークス | ワークス | |||
| 成長 | 2 | 成長 | 成長 | 成長 | 1 | ||
| その他修正 | その他修正 | その他修正 | その他修正 | ||||
| 白兵 | 50 | 射撃 | RC | 1 | 交渉 | ||
| 回避 | 1 | 知覚 | 1 | 意志 | +1=2 | 調達 | 1 |
| 芸術:テレビゲーム | 1 | 知識:レネゲイド | +1=1 | 情報:UGN | 1 | ||
| 情報:噂話 | 1 | ||||||
| 情報:面影島 | +5=5 |
ロイス
| 関係 | 名前 | 感情(Posi/Nega) | 属性 | 状態 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| D | 賢者の石:銀なる石【太陽】 | ― | 【LM P61/RU P97】〈RC〉による対決を行い勝利した場合『銀なる石』を奪う、抜き出した場合衝動判定が発生する、戦闘不能・死亡時は発生しない | ||||
| 死柄器 焔 | 信頼 | / | 不安 | RE | |||
| 相模原 結期 | 敬愛 | / | 恐怖 | WH | |||
| ― | |||||||
| ― | |||||||
| ― | |||||||
| ― | |||||||
メモリー
| 関係 | 名前 | 感情 | |
|---|---|---|---|
| 蒐澤夫妻 | 悔悟 | 沢山迷惑と心配かけて、ごめんなさい。俺はこれからも生きて前に進みます。 | |
| 面影島での日々 | 遺志 | いろんな人との出会いと別れがあり、俺が前を見て進めるようになった、大切な場所。キミが目覚めるまで、ずっと待つから。 |
エフェクト
| 種別 | 名称 | LV | タイミング | 技能 | 難易度 | 対象 | 射程 | 侵蝕値 | 制限 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| リザレクト | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 効果参照 | ― | |
| 【EA P129】[LV]D10点HP回復、同値分侵蝕上昇 | |||||||||
| ワーディング | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | シーン | 視界 | 0 | ― | |
| 【EA P129】非オーヴァードをエキストラ化 | |||||||||
| リミテッドイモータル | 5 | マイナーアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 2 | ― | |
| 【EA P131】HP+[LV×2] | |||||||||
| 赫き剣 | 5 | マイナーアクション | ― | 自動 | 自身 | 至近 | 3 | ― | |
| 【EA P45】〈白兵〉武器作成 | |||||||||
| 破壊の血 | 5 | マイナーアクション | ― | 自動 | 自身 | 至近 | 2 | リミット | |
| 【EA P51】《赫き剣》の攻撃力+[LV×3]、G値+5、HP2消費 | |||||||||
| コンセ:ブラム=ストーカー | 2 | メジャーアクション | シンドローム | ― | ― | ― | 2 | ― | |
| 【EA P129】C値-[LV](下限7) | |||||||||
| 鮮血の一撃 | 5 | メジャーアクション | 〈白兵〉 | 対決 | ― | 武器 | 2 | ― | |
| 【EA P47】判定ダイス+[LV+1]、HP2消費 | |||||||||
| ブラッドボム | 3 | メジャーアクション | シンドローム | 対決 | ― | ― | 1 | ― | |
| 【EA P49】HPダメージ後更にHPダメージ[LV-1]D10、HPを同値失う | |||||||||
| 原初の赤:確定予測 | 2 | メジャーアクション | 〈白兵〉〈射撃〉 | 対決 | ― | ― | 4+1 | ― | |
| 【EA P90】リアクC値+2、[LV]回/シナリオ | |||||||||
| シャドーテンタクルス | 1 | メジャーアクション | 〈白兵〉 | 対決 | ― | 10m | 1 | ― | |
| 【BC P68】射程変更 | |||||||||
| 混沌なる主 | 3 | 効果参照 | シンドローム | ― | ― | ― | 2 | ― | |
| 【EA P123】《原初の●》組み合わせ判定達成値+[LV×2]、3回/シーン | |||||||||
| ハイブリーディング | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 6 | 120% | |
| 【RW P35】使用回数1回復、HP-[対象エフェクトの侵蝕率]、1回/シナリオ | |||||||||
| 巨人の影 | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 3 | ― | |
| 【BC P68】HPダメージ後取得エフェクトひとつのレベル+2、1回/シーン | |||||||||
| 原初の黒:ラストアクション | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 5+2 | 100% | |
| 【EA P94】戦闘不能時メインプロセスを行う、行動消費なし、1回/シナリオ | |||||||||
| 原初の虚:崩壊のスフィア | 3 | オートアクション | ― | 自動成功 | 単体 | 視界 | 2D10+2 | 120% | |
| 【RW P33】ダメージ+[LV×2]D10、1回/シナリオ | |||||||||
| 生命治癒 | 1 | メジャーアクション | 〈RC〉 | 自動成功 | 単体 | 至近 | ― | ― | |
| 【RW P35】怪我や病気を治す、死者は蘇生できない | |||||||||
| 超越的能力 | 1 | 常時 | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | ― | ― | |
| 【EA P133】取得しているイージーエフェクトの1[LV]個の効果を強化する | |||||||||
| 変貌の果て | 1 | 常時 | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | ― | ― | |
| 【EA P133】オーヴァードになる前と後で外見が変わっている | |||||||||
コンボ
紅き魔剣
- 組み合わせ
- 《リミテッドイモータル》《赫き剣》《破壊の血》
- タイミング
- マイナーアクション
- 技能
- ―
- 難易度
- 自動成功
- 対象
- 自身
- 射程
- 至近
- 侵蝕値
- 7
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
命中:+3/攻撃力:+16+15(18)/G値:8/射程:至近 HP2消費
陽光の一閃
- 組み合わせ
- 《コンセントレイト》《鮮血の一撃》《シャドーテンタクルズ》
- タイミング
- メジャーアクション
- 技能
- 白兵
- 難易度
- 対決
- 対象
- 単体
- 射程
- 10m
- 侵蝕値
- 5
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- 5+6+{DB}
- 8
- 53
- 41
- 100%以上
- 5+7+{DB}
- 7
- 53
- 46
- 160%以上
- 5+8+{DB}
- 7
- 53
- 51
- 5+6+{DB}
HP2消費
血志の斬戟
- 組み合わせ
- +《ブラットボム》
- タイミング
- メジャーアクション
- 技能
- 白兵
- 難易度
- 対決
- 対象
- 単体
- 射程
- 10m
- 侵蝕値
- 1
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- 2D10
- 100%以上
- 3D10
- 160%以上
- 4D10
失わせたHPと同じだけHPを失う
信闕の狂斬
- 組み合わせ
- +《原初の赤:確定予測》《混沌の主》
- タイミング
- メジャーアクション
- 技能
- 白兵
- 難易度
- 対決
- 対象
- 単体
- 射程
- 10m
- 侵蝕値
- 7
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- +6
- 100%以上
- +8
- 160%以上
- +10
リアクションのクリティカル値+2
再蘇せよ環血
- 組み合わせ
- 《ハイブリーディング》
- タイミング
- オートアクション
- 技能
- ―
- 難易度
- 自動成功
- 対象
- 自身
- 射程
- 至近
- 侵蝕値
- 6
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
エフェクトの使用回数を1回ぶん回復する
回帰せよ広影
- 組み合わせ
- 《巨人の影》
- タイミング
- オートアクション
- 技能
- ―
- 難易度
- 自動成功
- 対象
- 自身
- 射程
- 至近
- 侵蝕値
- 3
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
HPダメージを与えた際に自身の取得エフェクト1つのレベルを+2する
脈動せよ魂響
- 組み合わせ
- 《原初の黒:ラストアクション》
- タイミング
- オートアクション
- 技能
- ―
- 難易度
- 自動成功
- 対象
- 自身
- 射程
- 至近
- 侵蝕値
- 7
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
戦闘不能時にメインプロセスを行う
吞飲せよ権闇
- 組み合わせ
- 《原初の虚:崩壊のスフィア》
- タイミング
- オートアクション
- 技能
- ―
- 難易度
- 自動成功
- 対象
- 単体
- 射程
- 視界
- 侵蝕値
- 2D10+2
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 120%以上
- 8D10
- 160%以上
- 10D10
| 武器 | 常備化 | 経験点 | 種別 | 技能 | 命中 | 攻撃力 | ガード 値 | 射程 | 解説 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 《赫き剣》《破壊の血》 | 白兵 | 〈白兵〉 | +3 | [消費HP]+8+5+3 | 0+5+3 | 至近 | 【EA P45/P51】 作成時に《赫き剣》の[LV×2]までの任意のHPを消費し攻撃力に計上する |
| 一般アイテム | 常備化 | 経験点 | 種別 | 技能 | 解説 |
|---|---|---|---|---|---|
| グローイングクリスタル | 30 | その他 | ― | 【RU P73】 D《賢者の石》の使用回数を+1する | |
| 銀なる石:金星 | 0 | その他 | ― | 【RU P97】 イニシアチブでシーンに登場している任意のキャラクターに8D10のHPダメージ、侵蝕率+1D10、1回/シナリオ | |
| 銀なる石:太陽 | 0 | その他 | ― | 【RU P97】 ラウンド間あらゆるエフェクトLV+2、クリンナップ侵蝕+1D10 | |
| 銀なる石:木星 | 0 | その他 | ― | 【RU P97】 ダメージ-10D10、侵蝕+1D10 | |
| 統合者 | 10 | その他 | ― | 【RU P97】 銀なる石の効果を取得している別のものに書き換える、1回/シーン | |
| コネ:UGN幹部 | 1 | コネ | 〈情報:UGN〉 | 【R1 P179】 判定ダイス+2 | |
| 契の簪(思い出の一品) | 2 | その他 | 〈意志〉 | 【R1 P180】 達成値+1 叔父さんが叔母さんに用意した簪 攻撃力+[使用武器攻撃力]、1回/シナリオ | |
| 造血剤×3 | 15 | 使い捨て | ― | 【IC P74】 ブラム=ストーカーのエフェクトで失うHPを0にする | |
| ナチュラルクリエイション | 30 | その他 | ― | 【UG P31】 エフェクトで作成する武器の攻撃力+5、G値+3 | |
| 【ハトメモ1話幕間:勉強会】 自分の力をもっとよく知るために 〈知識:レネゲイド〉+1 | |||||
| 【ハトメモ2話幕間:友人との写真】 初めて通った高校で撮った友人たちとの写真 〈意志〉+1 | |||||
| 【ハトメモ3話幕間:砕けた意志、溶ける絆】 もう二度と失わないために強くなる エフェクトで作成する武器の命中+3、攻撃力+3、 |
経験点計算
| 能力値 | 技能 | エフェクト | アイテム | メモリー | 使用総計 | 未使用| 30
| 371
| 321
| 85
| 30
| 837
| 38/875
| |
|---|
侵蝕率効果表
現在侵蝕率:
容姿・経歴・その他メモ
10年前に一度死んで覚醒した、文字通り血液の青かった少年。
被検体として扱われ、化物と蔑まれて過ごすも、遥か遠くの島で再会を果たしたことで、今は人間として生きている。
覚醒・逃亡・保護
生まれは特筆すべきことのない一般家庭の一人息子。六白家とは近所であり、同い年の傷無とは幼馴染として育った。
6歳の夏のある日、ジャームの襲撃により大怪我を負って覚醒。しかしその際に大量に血液が失われ、生命を繋ぐためには輸血が必要だったのだが、適合する血液が見つからなかった。しかし彼は賢者の石の適合者であったため、無謀な賭けであったが蘇生手段として賢者の石を移植された。それは傷口から彼の体に馴染み、不足した血液としての役割を担って今に至る。
賢者の石との適合時に発生したショックにより色素欠乏症に陥っており、賢者の石の蒼が体表に現れるようになった結果、外見も通常の人間とは異なるようになった。
外見が通常のままであるのならば日常へ戻すことも考慮された可能性はあったが、あまりにも違いすぎるそれを誤魔化すことなどできず、世間的にジャームに殺害されたこととして処理される。更には周囲の人間からの扱いも重なり、自分自身への認識が非常に曖昧となった結果、生きることに対する執着が弱まっていた。
結晶体ではない賢者の石の持ち主ということで貴重な被検体として扱われる。彼の血液は全てが賢者の石であり、摘出してもその能力は維持され、減少しても一定の時間を過ごせば血液と同様に新たに作られる。賢者の石を生み出す存在として扱われた彼は研究所から出ることを許されずに過ごすが、それに対して疑問を覚えることもしなかった。
体調が優れており、かつ研究に協力せずとも良い日があれば、研究所に付随したチルドレン育成施設にて他のチルドレンと交流することもあったが、元来内向的な性格であり、それに外見的コンプレックスが重なって自分から誰かに近寄っていくことは少なかった。
しかし、チルドレンたちの中心人物でもあった相模原結期とは良好な関係であり、特異な体質のため体調を崩すことも少なくなく、スケジュール的に外へ出られる日であっても控えなければならない日には彼の方から訪ねてくることもあったという。
相模原という少年は非常に聡い少年であり、チルドレン・非検体という扱いに疑問を覚えていた。そして綿密な計画を立てた後に、研究員及び施設職員に対し反旗を翻した。施設にいたチルドレンが研究所にいたチルドレンを連れ出すという事件を起こし、彼もまた相模原に連れられて逃亡を果たす。しかし彼の体が逃亡生活に耐えられるはずもなく、移動速度が落ちたところで追手に見つかり捕縛された。彼らが生き延びるために二手に別れたところであり、相模原は追手を撒くのに手間取って再会の時間に遅れた結果、彼らは再会することはなかった。
クーデターを計画し、貴重な賢者の石の被検体を逃がす手引をした相模原ほか協力者のチルドレンたちをUGNが生かしておくとは思えず、血液を媒介として戦う彼の攻撃を受ければ、適合者を特に選ぶ賢者の石による侵蝕で被害が大きくなることを理解していたため、彼自身が研究所に大人しく戻ることを条件に彼らへの追撃を辞めるよう交渉する、そんなに甘いはずはないことも理解しながら。
一人でも多くの生存を望んではいたが、心のどこかで諦めながら、一層扱いが酷くなった檻の中で、無気力に日々を過ごしていた。
そして彼に与えられた処罰は、UGN本部への送還、意識を完全に凍結した上で完全に賢者の石としての扱いを受ける、というあまりに非人道的な扱いであった。
しかしその処遇に対し、遠き島から叔父が意を唱えた。彼が生まれた頃からUGNエージェントであった蒐澤健とは面識が多くはなかった。しかし世間に見放された彼を家族として迎え入れると進言した。環境が閉鎖された島であることから危険分子は多くはないと判断され、蒐澤夫妻が監視・報告を逐一行い、有事の際には彼らが責任を持って処理をすることを条件としてかの処罰は取り下げられた。
なお彼が特異な賢者の石を持つことはUGN内部でも限られた人間しか知り得ない秘匿情報であり、そんな彼が逃亡したこと、その処遇についてもそう簡単に知れる情報ではない。ましてや本土から遠く離れた弱小支部が知り得るような情報ではないし、いくら肉親と言えども交渉してすんなり承諾されるわけもない。これを知るためには賢者の石に関わる情報を閲覧でき権力者の協力が必須であるが、そのような事情は彼の知るところではない。
面影島事件
そんなこんなで面影島へと辿り着いた彼を迎えたのは、10年前に別れたきりのままの幼馴染・傷無の妹を名乗る神無であった。初対面かつ普通ではない外見の彼に対して一切の物怖じもなく、何ともなく接してくれる彼女に次第に惹かれていく。
実の家族とも引き離されて育った彼にとって、叔父夫妻は第二の家族のような存在であった。どんなに見た目が醜くとも、どんなに惨めな姿であろうとも、その事情を聞くことなく、ただ寄り添う夫妻に次第に彼自身も彼らを家族のように思うと同時に、迷惑をかけている引け目も感じていた
島の学校への転居手続きも整っており、実に10年ぶりの学生になった彼を待っていたのは、あの日再会できずに行方知れずとなっていた相模原だった。互いに互いが処分されたと思っていたため信じられないような再会であった。かの島の噂話である「死者が蘇る」という話本当であるのかと互いに思いもしたが、彼らは互いに生きたまま再会した。
彼が転入する日に同じく本土からの転入生の死柄器焔と五月雫伊都、そして保護者(?)の弥涼暮鴆次と出会う。彼らはUGNの人間であり、彼が面影島へ移動したことによる異動であると聞いた時には警戒もしたが、彼もまた失った者であるということに気付いてからは、互いに歩み寄るようになった。
叔父夫妻が面影島に来た理由については、叔母が任務にて大怪我を負ったため、これ以上戦わせたくないと思った、と叔父から直接聞いていた。しかし実際にはその任務で叔母は死亡しており、この島の噂に縋って支部長を希望したのだという。この噂に取り憑かれたように縋り付き、この奇跡を手放すまいとして一線を犯した叔父に対してどのような処遇を取るのが正しいのか、彼らの家族として取るべき行動は何だったのか、こうなる前に一体どうするべきだったのか、彼には分からなかった。
そして、大切な父を、母を、苦しめて殺した。
新たに得たものは失うばかりである、と腐った彼を引き戻したのは、幼馴染の妹である神無だった。甲斐甲斐しく世話をする彼女に対して、何を考えているのかと聞けば、「やりたいからやるだけ」と答えた。そんな彼女が眩しくて、気付けば彼女に日向へ連れ出されていた。
「苦しいことなんてない だからこの島で ずっと一緒に暮らそう」
赤々と燃え上がる『日常』を背に、彼女は言った。
「家族を奪う化物を許すな」「出ていけ」
彼に投げられたのは、あまりにも苦しい言葉の数々だった。ただ燃え落ちる彼にとって唯一だった日常の場所へ、無力にも手を伸ばすことしかできなかった。
彼を探しに来たのはたったの二人で、どうやってそこから逃げたのか、覚えてもいない。
けれど自分を化物と蔑むことよりも何よりも、自分の守りたいものが守れるのなら、自分が正義と名乗る傲慢さに、怒りが湧いた。
暴走するオモイデ様を止められるのは自分だけ、とキズナが言ったその言葉の通りに行動し、それに立ち塞がる面影小春を倒して、まるで泣き叫ぶように明滅を続けるオモイデ様の目の前に辿り着いた。
しかしそれを阻んだのは、幼馴染の兄と妹だった。
自分はまた、間違えたというのか。彼女が自分に対して優しかったのは、オモイデ様の作った自分にとって都合のいい黄泉還りだったからだというのか。何を信じればいいのか、分からなくなった。
分からないまま戦って、苦しめて殺すことしかできず、それでもオモイデ様を止めなければならなくて、そしてようやっとオモイデ様へ向き直ったところでさらなる絶望が彼を襲った。
信じていた、信じたかった相模原すらも、彼を裏切った。裏切ったのは、寧ろ自分だったのか、とすら思った。
そんな絶望の淵に叩き落された彼を引き戻したのは、幼馴染、そしてこの島で出会った友人たちだった。
それぞれに守りたかった譲れなかったものがあって、そしてほんの少しずれてしまったからぶつかり合ってしまったことを知り、自分の為に馬鹿をした友人を救うために、そして全てを狂わせた相手と立ち向かう決意をする。戦う意思を、命の理由を、人として生きる方法を与えられた彼が、迷うことはない。心無き者に負けることはない。
世界に広がった奇跡を鎮め、事件は収束、奇跡は無事に永き安息の時間を得た。本当の奇跡によって繋がれていた絆とも一時の別れを告げ、「いい大人になって」という彼女の願いを叶えるためにも、今まで遅れていた日常を送ることを決意し、彼女が目覚めるその時を待つことにする。目覚めるのがいつになろうと、仮に彼が生きている間に会えないのだとしても、彼と彼女の絆が途絶えることないだろう。
現在
無事に新たな日常を得た彼は、組織に縛られることなく生きることになる。現在は東京近郊K市にて国際環境情報大学付属高校普通部の3年生として相模原と共に生活している。今のところ将来像は不透明なままであるが、相模原に倣って国際環境情報大学への進学が決まっている。
生活費やなんかの金銭的支援は全てUGNから受けており名目上は保護下にあるが、彼らに任務が下されることはない。この決定については彼らの意思を最優先にし、積極的に任務や戦闘に参加させることはしないようにとの日本支部長の命令がある。なお彼にその指示を出すように指示をしたのが島で出会った胡散臭い研究員であることを、少なくとも彼は知らない。
一般的に出回っている薬は体質に合わず、以前は病気に罹った際にはUGNから支給される特殊なワクチンでやり過ごしてきたが、今はある程度自己免疫機能が上がったために病気に罹ること自体が減った。また血液成分が変質しているために、酸素の運搬効率が悪く過激な運動ができない体質でもあったが、こちらもある程度改善された。なお、賢者の石の色が青から赤になった今でも、他者からの注目が苦手なことは未だに変わらない。
遅れた青春時代を取り戻すかの如く色々な物に興味があり、特に島から戻ってからはテレビゲームばかりしている。なお相模原の方が何をするにも一枚上手なので、負けず嫌いが災いして毎日やり込んでいるところもある。
履歴
旧CN :蒼血の陽(シフォスーラ)
誕生日:2月29日(魚座)
血液型:BBのRh- HLAはA*34:01:C*15:02:B*40:02:DRB1*15:02:DQA1*01:02:DQB1*05:02:DPA1*02:02:DPB1*01:01(適合率が極めて低い血液型)。
シフォスーラ
カブトガニの学名。青い血を持ち、無数の命を救う可能性を秘めた生物。
2億年もの間姿を変えることなく生き続け、研究のために捕獲されては3割程度血液を抜かれて、また海に放たれる生物。
血液1リットルあたりの値段は170万円程度。
レリクト
大昔栄え、現在は衰えているが生き残っている「生きる化石」のこと。残存種・遺存種。
image song
セッション履歴
| No. | 日付 | タイトル | 経験点 | GM | 参加者 |
|---|---|---|---|---|---|
| フルスクラッチ作成 | 76 | ||||
| CP:ハートレスメモリー | 70+95+125+115+110+15+53 | ||||
| 1話『Birdcage』 2話『Yesterday Once More』 3話『Invader Festa』 4話『Heartless Memory』 5話『Stand By Me』+メモリー EX 『World Ending』 | |||||
| 1 | 22/01/17 | オンリーロンリーヒーローズ | 48 | じせる | |
| 2 | 22/09/22 | シナリオクラフト『エスケープ・フロム…』 | 23+5+5+5 | じせる | PC①七川漣・じせる/PC②芦屋棗・由時 |