山奥の片田舎の集落出身。
家が代々「御影様」を祀る神職の家で、いつか自分も「御影様」に仕える御子になるのだと厳しく教育されてきた。
好きな遊びもできなければ好きなものも食べられない。
そんな生活だった。
でも1人、代々夜霧の家に使える朝霞家の燿だけが友達として影護の心の支えになっていた。

14歳になった日に引継ぎの儀式として祠に入った。
祠にいたのは真っ黒な影の少女。
「お兄さん、綺麗ね。私の旦那様にならない？」
「そうしたらこんな狭くて暗い村、全部壊してあげる。」
最初は戸惑ったがその少女の次の言葉で覚悟が決まった。
「朝霞の家って本当は生贄の家系なのよ。なにかあったら私に生贄として差し出されるの」
「助けてあげたいって思わない？」

すぐに頷いて、影護は「御影様」の夫としてオーヴァードになった。
そして影の力を駆使して幼馴染以外の全てを壊してしまった。

「御影様」と一緒に燿を迎えに行った。
最初こそ村も家族も影護が壊してしまったことに呆然としていたが、「じゃあ俺の人生を破壊した分、何とかしてくれるよな？」と笑って一緒に村を出た。

村を出た後にUGNに2人揃って保護され、「御影様」が一緒にいる影護はその力の制御を学ぶために18歳になるまで学園島で生活をした。

そして卒業後、UGNエージェントをしながらモデルの活動をしている。

朝霞 燿(あさか よう)
男性　24歳
非オーヴァード
一人称:オレ
二人称：お前
三人称：呼び捨て

「お～い、朝だぞ。起きろ寝坊助め。」

影護と同じ村出身。影護のことを昔から面倒見てきた。影護の思いには気づかないふりをしている。
現在影護と同居中。