容姿・経歴・その他メモ

ごく普通の高校生を自称するUGNチルドレン。
一般家庭で生まれ育ち、ごく普通の成績、ごく普通の感性をもち、人より少しだけ幸運であることを願う普通の男子高校生。

…しかしそれは夢の中の彼であった。邪教の狂信者の家に生まれ、生贄となるために育てられた。普通とは違う家族、異質な生活、儀式の供物となり邪神をその身に宿す以外の価値を認められない存在だった。そんな彼が「普通の生活」を望むのは当然だったであろう。
13歳になった日、とうとう儀式は行われた。儀式は成功した。邪神をその身に降ろし、薄れ行く意識のなかでその姿を見た。無貌の神、夜に吠えるもの、赤き衣を纏った女王、暗黒のファラオの姿を。気がつくと儀式は終わっていた。彼を中心に夥しい血の海を残して。

夜の路地裏をさ迷っていた彼をUGNは保護した。時間をかけて自分の身に起きたことを理解していった。そしてチルドレンとなることを決めた。自分を生贄以外として受け入れてくれた仲間を守るために。

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