容姿・経歴・その他メモ

◆過去
まだ赤ん坊の頃に神社の前に置き去りにされていたのを、雪に拾ってもらったらしい。
生きるために必要なスキルも読み書きも全て雪と、周囲で共に生きるレネゲイドビーイング達から教わった。
だから、親がいない寂しさも兄弟が居ない物悲しさも感じたことがなかった。彼らが家族であり、世界の全てだったからだ。

そのため、雪が死んだ時は絶望した。彼のいなくなった世界で生きていこうと思えなくて、劫火の中で共に燃え尽きることを選んだ。
しかし、レネゲイドビーイングと共に生きていた彼女にはとっくにレネゲイドウイルスが潜在していた。妙に死ににくい体とあの時にこそ欲しかった守護の力、凶刃を吸い寄せる炎が今更手に入ったのは、皮肉なのか取りこぼした願望の反映なのか。

彼の亡き後は神社の周りに住み着いていたレネゲイドビーイング達から以前噂に聞いていたゼノスを頼った。
生きる意味を、マルドゥークへの復讐と雪と同じ人ならざるものを守ることに無理矢理見出して。


◆性格
死に場所を探しているためか、刹那主義的で自暴自棄になりがち。
レネビには優しいが人間には当たりが強い。雪の件と生きていく上で人の汚い面を見続けていたため、人間全体に嫌悪感と不信感があり、人間にも色んな人がいる事を割り切れていない。
元々は純粋で気弱めだが、雪の死をきっかけに人が変わったようになった。


◆その他
一人称：僕
二人称：君
三人称：呼び捨て
誕生日：5/20(拾われた日)
好きなもの：レネビ、雪、シロツメクサ
嫌いなもの：人間、雨、マルドゥーク、人間社会


「大丈夫、ヒトよりだいぶ頑丈だからさ。」
「まぁ…人間なんてそんなもんでしょ。」
「殺す。絶対根絶やしにしてやる。これは僕のための復讐だ。」
「……分かってる、分かってるよ、本当は雪がこんな風に復讐に囚われて欲しくないことくらい。でも、それならどうして死ねないの。どうして、こんな力を持って生まれ変わったの…。」




以下、双青のプロジェクトバベルのネタバレアリ。






















10年の時空が繋ぎ合わされた蒼穹の果て、確定された死は避けられた。
よって彼女がオーヴァードとして覚醒するきっかけもなくなった。
いつか彼女に潜むレネゲイドウイルスは目覚めるかもしれないが、それは今ではない。
今は、ただの普通の＿＿少し変わった家族に囲まれた女の子である。

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