容姿・経歴・その他メモ

【経歴】
中学2年生になる少女。
それなりに裕福な家庭の出身で、PC1とPC2、櫻井青葉の3人とは幼馴染の仲。

かつて3歳下の弟がいたが生まれつき身体が弱く、恵兎が小学2年生の時に容体が急変し亡くなった。
5歳の時からアイススケートを習っていたが、それを期に辞めてしまっている。


2年前にキンダーガーデンが起こした惨劇の際にアズールによって覚醒し、強制的にAIMの一員となった。
当初はFHとして戦うことを忌避し日常への回帰を望んでいたが、他メンバーとの邂逅や再度キンダーガーデンと対峙した際の経験から「理不尽にただ嘆くのではなく、そうした事柄を壊せる力」を求め、非日常へ身を投じることを決意する。

以降はAIMのエージェントとして研鑽を重ね、エージェント筆頭と言えるまで成長した。
尚、2年前の戦闘の際に右脚の膝から先を喪失。現在は自身の能力で作成した緋色の義足を着用している。



【人物】
鮮やかな桃色に二又に分かれたポニーテールの髪、いつもむすっとした表情が特徴的な少女。
一人称は私。

外見的な特徴は年頃の女の子らしいが、表情が物語る通り刺々しい発言が多い。
よく言えば大人びているが、悪く言えばマセている。

昔は年相応に無邪気な子供だったが、病弱な弟に自分がスケートの大会に出る姿を見せてあげようと方々へ頼み込み(弟本人が望んだこともあって)、病院から連れ出したその日に容体が悪化。
医者の診断の結果として外出は直接的な原因ではないということだったが、恵兎は「自分が連れ出したせい」であるという疑念を振り払うことが出来なかった。
以降は「物事には"そうあるべき"流れがあって、自分の願望の為にそれを歪めてはいけない」という信条を抱くようになり、何かに打ち込むということも辞めてしまった。

幼馴染達が語る夢については「そう簡単に叶うと思ってるとか馬鹿じゃないの」と冷笑気味であるが、しかし夢を捨てろとは決して言うことはなく、小言を言いつつも結局は彼らの面倒を見ている。


2年の経験を経て性格は攻撃的なものになっており、3人の中でも感情の起伏は大きい。
直情的なところは変わらずあるが、しかし戦闘においては無駄のない動きで戦いを進めるだけの冷静さも獲得している。

徒に力を振りかざすオーヴァード・ジャームを嫌悪しており、特に一般人を巻き込むことを厭わない相手に対しては一切の容赦をしない。

自身が戦いに命を擲つことは既に受容していることではあるが、愛してくれた両親が自分を死んでいるものとして嘆いているであろうことについては心を痛めており、2人を想って自室で涙を流すこともある。
そのことは、恐らくは同室のヤマトのみが心に秘めるばかりである。


【能力】
モルフェウスとノイマンのクロスブリード。
右足の義足を変形させた刃をメインウェポンとし、左の靴をブレードシューズのように変形させて移動の要とすることで舞うような神速の動きで敵対者を切り裂く戦闘スタイル。
どちらも日常的に使用しているものであるためか材質や形状の変化の精度・速度は並のオーヴァードの比ではなく、
・切れ味の鋭い形状
・衝撃に強い剛性
・機動力を確保するための滑性
・跳躍力を生むための弾性
など、状況に応じて瞬時に形態を切り替えることで攻撃力と機動力を高い水準で有しているほか、状況に応じた柔軟な適応力を有する。


※遺産について
ヴェノメノンの遺品である白い包帯。
譲り受けてから無事な左足首に巻いていたところ、いつからかモルフェウスの能力を行使する際により効率的に武器を形成する触媒となっていた。


※コードネームについて
由来はカーマンライン×カーマイン(緋色)
カーマンラインは海抜高度100kmに引かれた仮想のラインで、宇宙と大気圏の境界線として定義されている。
自分達が覚醒するきっかけになったようなオーヴァードが一般人へ危害を加えるような事象や、逆に一般人がレネゲイドの世界に不用意に足を踏み入れたりすることもないよう、人とオーヴァードの境界線として己を定義した。

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