“死神”春日 散華
プレイヤー:マイタケ
「おじさま、散華はおじさまをお慕いしております」
よいろう
- 年齢
- 17
- 性別
- 女
- 星座
- 蠍座
- 身長
- 166cm
- 体重
- 48kg
- 血液型
- AB型
- ワークス
- FHチルドレンA
- カヴァー
- 女子高生
- ブリード
- クロスブリード
- シンドローム
- ミストルティン
- ウロボロス
- HP最大値
- 30
- 常備化ポイント
- 4
- 財産ポイント
- 2
- 行動値
- 8
- 戦闘移動
- 13
- 全力移動
- 26
経験点
- 消費
- +114
- 未使用
- 1
ライフパス
| 出自 | 春日一族の子として生まれた。既存のシンドロームへの適性がまるで存在せず、いずれ裏方になるだろうと軽々に扱われた。 | |
|---|---|---|
| 結社の一員 | ||
| 経験 | ある日、おじさまが密かに私にチカラをくれた。それは未確認の新種のシンドロームだった。 | |
| 秘密 | ||
| 欲望 | 嗚呼、おじさまと添い遂げたい。一生側で支えてあげて、一生涯かけても返し切れない恩を返してあげたい。 | |
| 愛情 | ||
| 覚醒 | 侵蝕値 | 渡されたその”影”を、私の体はするりと飲み込んだ。 |
| 渇望 | 17 | |
| 衝動 | 侵蝕値 | この衝動に任せている間、私は恥知らずになれる。どんな望みも口にできる。 |
| 18 | ||
| /変異暴走 | 暴走の効果は強制行動値0になる | |
| その他の修正 | 16 | 極限暴走、原初の紫。原初の白、原初の黒、イージーフェイカー |
| 侵蝕率基本値 | 51 | |
能力値
| 肉体 | 4 | 感覚 | 3 | 精神 | 2 | 社会 | 1 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| シンドローム | 2+1 | シンドローム | 2+1 | シンドローム | 0+2 | シンドローム | 0+0 |
| ワークス | 1 | ワークス | ワークス | ワークス | |||
| 成長 | 成長 | 成長 | 成長 | 1 | |||
| その他修正 | その他修正 | その他修正 | その他修正 | ||||
| 白兵 | 6 | 射撃 | RC | 1 | 交渉 | ||
| 回避 | 1 | 知覚 | 1 | 意志 | 調達 | 1 | |
| 知識:春日恭二 | 1 | 情報:FH | 2 |
ロイス
| 関係 | 名前 | 感情(Posi/Nega) | 属性 | 状態 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Dロイス | 破壊の子 | ― | 背徳の理を指定 | ||||
| REC | 春日恭二 | 傾倒 | / | 偏愛 | おじさま、お慕いしております。如何なる事があろうとも。 | ||
| ヘイムダルの角笛 | 有為 | / | 不安 | おじさまのための力、でも何か良くない気がする。 | |||
| 霧谷雄吾 | 信頼 | / | 脅威 | 日本におけるFH最大の障害、即ちおじさま最大の敵・・・かもしれませんわ。 | |||
| タコ | 純愛 | / | 恥辱 | いやらしく犯罪的で屈辱的なおじさまの複製品。 | |||
| 神城早月 | 親近感 | / | 嫉妬 | 同じ恋する乙女ですもの。 | |||
| 黒神昴 | 有為 | / | 侮蔑 | 乙女心が分かってませんわ。 | |||
エフェクト
| 種別 | 名称 | LV | タイミング | 技能 | 難易度 | 対象 | 射程 | 侵蝕値 | 制限 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| リザレクト | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 効果参照 | ― | |
| (LV)D点HP回復、侵蝕値上昇 | |||||||||
| ワーディング | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | シーン | 視界 | 0 | ― | |
| 非オーヴァードをエキストラ化 | |||||||||
| コンセントレイト:ウロボロス | 2 | メジャーアクション | シンドローム | ― | ― | ― | 2 | ||
| C値-Lv(下限5) | |||||||||
| 神殺す刃 | 3 | マイナーアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 3 | ||
| アーキタイプを作成、装備する。 | |||||||||
| シャドーテンタクルス | 1 | メジャーアクション | 〈白兵〉 | 対決 | ― | 効果参照 | 1 | ||
| 組合せた白兵攻撃の射程を10mに変更する。《無形の影》と組み合わせた場合視界に変更する。 | |||||||||
| 螺旋の悪魔 | 1 | セットアッププロセス | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 3 | ||
| 暴走し、そのラウンド中ウロボロスののエフェクトを組み合わせた攻撃+[Lv×2] | |||||||||
| 背徳の理 | 4 | オートアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 5 | ||
| オーヴァードに1点でもダメージを与えた際に使用する。シーン中ウロボロスのエフェクトを組み合わせた判定のダイスを+[Lv×2]する | |||||||||
| 原初の白:時間凍結 | 1 | イニシアチブ | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 7 | 80% | |
| 組み合わせ不可、イニシアチブプロセスでメインプロセスを行える。行動済みでも可能、行動済みにならない。HP20点消費。シナリオ1回。侵蝕率基本値+3 | |||||||||
| 原初の灰:アンリーシュ | 1 | イニシアチブ | ― | 自動成功 | 単体 | 視界 | 7 | 120%、解放 | |
| ラウンド中その対象が行う攻撃の攻撃力+[Lv×5]、ラウンド1回。組み合わせ不可。侵蝕率基本値+5 | |||||||||
| 極限暴走 | 1 | 常時 | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | リミット | ||
| 「あなたがオーヴァードに1点でもダメージを与えた際に使用する」効果を暴走を受けた際にも適用できる。侵蝕率基本値+3 | |||||||||
| LO:A | 1 | マイナーアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 2 | リミット | |
| 《神殺す刃》のレベル+5,ただしラウンド終了時に破壊される。 | |||||||||
| 原初の紫:妖精の手 | 2 | オートアクション | ― | 自動成功 | 単体 | 視界 | 5 | ||
| 対象の判定中、出目を1つ10にできる。シナリオLv回。 | |||||||||
| イージーフェイカー:ディメンジョンゲート | 1 | メジャーアクション | 3 | ||||||
| 万能なる造形 | 1 | メジャーアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | ― | ||
| 生み出すアーキタイプは武器以外にも様々な機能を有する。 | |||||||||
コンボ
華ハ散ル故美シイ
- 組み合わせ
- 《螺旋の悪魔》+《背徳の理》
- タイミング
- セットアッププロセス
- 技能
- ―
- 難易度
- 自動成功
- 対象
- 自身
- 射程
- 至近
- 侵蝕値
- 8
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
U99%:ラウンド中ウロボロスのエフェクトを組み合わせた攻撃力+2,シーン中ダイス+8。暴走付与
O100%:ラウンド中ウロボロスのエフェクトを組み合わせた攻撃力+4,シーン中ダイス+10。暴走を受ける
舞イ散レ華ヨ、風ノ吹ク間ニ
- 組み合わせ
- 《神殺す刃》
- タイミング
- マイナーアクション
- 技能
- 難易度
- 自動成功
- 対象
- 自身
- 射程
- 至近
- 侵蝕値
- 3
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
アーキタイプを作成、装備する。
舞イ散レ華ヨ、一片残サズ
- 組み合わせ
- 《神殺す刃》+《LO:A》
- タイミング
- マイナーアクション
- 技能
- 難易度
- 自動成功
- 対象
- 自身
- 射程
- 至近
- 侵蝕値
- 5
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
アーキタイプを作成、装備する。レベル+5(攻撃力+15)、ラウンド終了時破壊される。
踊レ桜華、春日ヲ飾レ
- 組み合わせ
- 華ハ散ル故美シイ後、舞イ散レ華ヨ、風ノ吹ク間ニの後に、《コンセントレイト:ウロボロス》+《シャドーテンタクルス》
- タイミング
- メジャーアクション
- 技能
- 白兵
- 難易度
- 対決
- 対象
- 単体
- 射程
- 10m
- 侵蝕値
- 3
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- 4+8
- 8
- 6-2
- 18+2
- 100%以上
- 4+10
- 7
- 6-2
- 21+4
- 4+8
《無形の影》を使用した場合、射程が視界になる。
目ニ焼キ付ケヨ、刹那ノ永劫
- 組み合わせ
- 《原初の白:時間凍結》
- タイミング
- イニシアチブ
- 技能
- 難易度
- 自動成功
- 対象
- 自身
- 射程
- ―
- 侵蝕値
- 7
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
散ルハ此ノ花、緋色ニ染メテ
- 組み合わせ
- 《アンリーシュ》
- タイミング
- イニシアチブ
- 技能
- ―
- 難易度
- 自動成功
- 対象
- 単体
- 射程
- 視界
- 侵蝕値
- 7
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
狂ヰ咲ケ桜華、矜持ヲ刻メ
- 組み合わせ
- 散ルハ此ノ花、緋色ニ染メテを自身に適用した状態で華ハ散ル故美シイ後、舞イ散レ華ヨ、風ノ吹ク間ニの後に、《コンセントレイト:ウロボロス》+《シャドーテンタクルス》
- タイミング
- メジャーアクション
- 技能
- 白兵
- 難易度
- 対決
- 対象
- 単体
- 射程
- 10m
- 侵蝕値
- 3
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 120%以上
- 4+10
- 7
- 6-2
- 15+4+10
- 4+10
《無形の影》を使用した場合、射程が視界になる。
| 武器 | 常備化 | 経験点 | 種別 | 技能 | 命中 | 攻撃力 | ガード 値 | 射程 | 解説 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| アーキタイプ:大型武器 | 白兵 | 〈白兵〉 | -2 | Lv×3+9 | 5 | 至近 | 歪な湾曲が特徴的な大鎌、銘を桜散華という。担い手が衝動に身を任せると歪な刀身は蛇の如くうねり、変幻自在の軌跡で敵を切り刻む。 両手持ち。 |
| 一般アイテム | 常備化 | 経験点 | 種別 | 技能 | 解説 |
|---|---|---|---|---|---|
| 春日一族の妄執 | 30 | エンブレム/一般 | 通常:戦闘不能から回復したとき、ラウンドの間行う判定のダイス+5、シナリオ1回。 強化:戦闘不能となった時に使用。戦闘不能を回復し、HPを1点まで回復する。シナリオ1回。 | ||
| コネ:FH幹部 | 1 | 0 | コネ | 〈情報:FH〉 | 指定技能のダイス+2 おじさまとのホットライン |
| コネ:情報収集チーム | 1 | コネ | 〈情報:〉 | 情報判定のダイス+2 シナリオ3回 |
経験点計算
| 能力値 | 技能 | エフェクト | アイテム | メモリー | 使用総計 | 未使用| 10
| 14
| 189
| 30
| 0
| 243
| 1/244
| |
|---|
侵蝕率効果表
現在侵蝕率:
概要
春日一族のFHチルドレン。FHチルドレンにしては珍しく社会常識を備え、社会生活を疑われる事無くこなしている。
しかし、戦闘時になると様子が一変、衝動に身を任せあらゆる社会常識や道徳、良識を考慮せず破壊衝動に身を任せ辺り一帯に甚大な被害を齎す。そのためUGN等秩序の側からは危険因子としてリストアップされている。
悪魔春日恭二の活動に寄り添うように現れる事と巨大な鎌を獲物としている事から死神のコードネームで故障される。
経歴
春日一族の子として生まれるも生誕時の測定で全シンドロームへの適性が皆無である事から後方支援行きが半ば決定づけられ、その後の測定でもデータが一切揺らがなかった事から一族からは軽々に扱われる。いずれ散る命という事で「散華」と名付けられた少女はその事に疑問を抱かず、ただ己に課せられた運命に従い、後方支援としての教育を受け、流されるように生きて来た。
彼女の人生が変わったのは11年前(UA前ならば10年前)6歳の時であった。偽装としての小学校からの帰路にて少女は親戚の中でも有望株であった青年、恭二と会う。親戚らしく彼に声を掛けると、恭二は彼女を裏路地の物陰へ誘い、掌に収まるほどの物質を渡した。そして「このマテリアルを誰にも渡さない事、これを渡された事を誰にも話さない事」を約束させるとそのまま彼女に背を向けて去っていった。
恭二が去り、散華が託されたそれをぎゅっと握りしめると、掌から暖かい鼓動のようなものを感じた。その感覚に心地よさを覚えながら帰宅した彼女を見て家の者達は驚愕した。それは、あらゆるシンドロームへの適性の無かった筈の彼女が明らかにオーヴァードとしての能力を有し、行使していた為でだった。黒い影を纏った彼女はやがて一族から正式にオーヴァードとして認められ、FHチルドレンとして、戦闘員としての教育を施されることとなる。
能力
纏っていた影は当初モルフェウスの砂が変じたものであると考えられ、モルフェウスのピュアブリードとして扱われていた。しかし、一族の主である都築京香がFHを去ってから新種のシンドローム、ウロボロスが発見されると、彼女の影はウロボロスのものであったと認められ、ウロボロスとモルフェウスのクロスブリードであると診断された。
しかし、今年になって、新たに新種のシンドローム、ミストルティンが確認されると、気が付けば彼女の獲物はアーキタイプへとその性質を変化していた。
非常に扱いが安定せず、研究者からは「何が何だか分からなん」と半ばさじを投げられている。
その本質
彼女は確かに生誕時認識されていた全てのシンドロームへの適性が皆無であった。しかし同時に「生誕時に存在していなかった全てのシンドロームへの適性」を極めて高く有している事を当時の彼らは観測することが出来なかった。彼女が10年前に触れた物質は古来より密かに存在していたウロボロスのレネゲイドを保有するEXレネゲイドであり、彼女はそれに適合した結果ウロボロスとして目覚めていたのである。
実はモルフェウスの能力は当初から有しておらず、モルフェウスのような武器精製能力もウロボロスの能力で模倣した紛い物であり、実際はウロボロスのピュアブリードであった。
しかし、それが今年になって、新たなシンドロームであるミストルティンが広まるとそれに触発されて己の内に偽っていたモルフェウスの領域がミストルティンのそれへと変質、進化していたのである。
尚、ウロボロスというシンドロームに対して否定的な意見を発している都築京香が、何故自らの支配下にあった春日一族のそれを確認しておきながら放置していたのか、一族にその理由を知る者はない。いずれ抹殺するつもりであったのかあるいは—————更なる可能性を彼女に見出していたのだろうか。
パーソナリティ
平時は静かな優等生であり、他者の意見をよく聞き、取り纏めて全員が納得できる解答を模索する真面目で誠実な少女である。少々流されやすい気質であり、あまり自分を優先する事が無い。
しかし、一度レネゲイドの衝動が解放されるとあらゆる倫理の枷を外れ自らの欲求に正直になってしまうという典型的な二面性を有する。
春日恭二に対しては流されて使われるだけの人生を変えてくれた偉大な存在として、強い憧れと恩義を抱いており、それに報いたいという強い欲求を有している。彼女にとって春日恭二はヒーローであり、散華の境遇を不憫に思った彼が強力なEXレネゲイドを危ない橋を渡って手に入れ、内密に渡してくれたのだと解釈している。
心身の成熟に伴い漠然とした慕情から具体的な好意、愛へとその想いは変化しておりそこにオーヴァードとして、FHチルドレンとしての戦闘的思考が加わった結果、心の奥底で、春日恭二の全てを得たいという屈折した愛情を生み出すに至った。
普段はそのような黒い感情はおくびにも出さず、ただただ恭二を慕う感情を口にするのみだが戦闘中、解放の衝動に身を委ねた時には己の持つ醜い欲求を全て吐き出してしまう。散華としては恥ずかしくありつつも、己に正直になる事でストレスの解消にもなるためこれを辞めるつもりは無い様だ。
FHチルドレンとしての業務の傍ら、暇さえあれば春日恭二の任務のストーキングもとい独自支援を行っている。UGNからすれば春日恭二の協力者として認識されているが、恭二としては何の連絡も無しにいきなり現れて衝動のままに力を振るい、更に己に対する恐ろしい願望を垂れ流しているためとても気が気ではない。
しかし、明確に拒絶して彼女の精神に変化が生じた際のリスク・・・つまるところジャーム化してしまった際の衝動の矛先がどう考えても己自身であるため、曖昧な態度で散華の好意を受け流しながら彼女がジャーム化しないように様々な世話を焼いては更にその執着を強めてしまっている。
正直どうすればいいか分からない。
10年前の真実
「くっ一族の愚か者共めが・・・この私の功績を横取りしようなどとは・・・・・・。」
FHのエリートエージェントにして春日一族きっての麒麟児、春日恭二。しかしながら出る杭は打たれるの諺の通り彼はその任務の最後、獲得したEXレネゲイドを彼の栄光をやっかむ一族によって襲撃を受け、奪われかける事態に陥った。
このまま都築京香の下へ赴いても待ち伏せに遭う可能性が高い。そもそもとしてプランナー程の人物がこの状況を予測出来ていないはずがない、にも拘らずそのEXレネゲイドの受け渡しに関して何ら連絡を寄こさないという事は、きっとこの状況こそ彼女が恭二に直々に下した試練であるに違いない。
「ならば直ちに泣きつくは愚の骨頂、何処かへこれを隠し一族の者らを始末し、その後に回収というのが妥当か・・・・・・。しかし、安全な隠し場所などどこにあろうものか————」
「あ、きょうじさま。こんにちは、いいおてんきですね」
考え込む彼にかけられたやや舌足らずな挨拶、それを発した少女は己の名を知っているようだった。
何者か、差し向けられた刺客か?いや、彼女には見覚えがある一族の集まりの隅に控えていた子だ。確か、オーヴァードとしての才が見込めない故に裏方としての教育を施されているとかで、小さいながら給仕や酌などをやらされていた。
才能が無いというのは惨めなものだと一族は皆腹の底で笑っていた。勿論、恭二も例外ではない。今や一族の頂点に登りつめるであろうと目される彼にとってみれば彼女はまさしく底辺の存在、幼くしてそれを決定づけられている事の哀れと滑稽さを肴に一杯呑んでいたのだ。
一族からすれば吹けば飛ぶ塵芥の如き存在だ。故にこそ
「使える、かもしれんな・・・。」
腐っても春日一族である彼女にはレネゲイドウィルスへの抵抗力があり、レネゲイドの侵蝕で体調が変わることは無いだろう。寧ろシンドロームへの適性がまるでない彼女であるならば、何ら影響を受けずにこのマテリアルを保有できるはずだ。まさか一族の連中もこんな木っ端にこの春日恭二が貴重なマテリアルを託すとは思うまい。
そのような打算に基づき、恭二は散華にマテリアルを押し付けたのだ。
それが恭二にとっての大いなる災難の幕開けであった。
因みに、横槍を入れた一族は全員粛清し、マテリアルは無事にプランナーの手に渡ったという。
都築京香は、事の顛末を聞いてただ静かに微笑んでいたとか。
遺産”ヘイムダルの角笛”
情報収集を行う前に使用する。その情報収集の達成値を+3する。
この効果は特定の情報収集にしか使用できず、”春日散華”のみ使用できる。
彼女が適合した遺産。遺産”ギャラルホルン”に類するカケラの一つで、特性は”共振”。
カケラの力を引き出す素養を持つオーヴァードが、この遺産を使用した場合、
この遺産から最も近い他のカケラと”共振者”の位置をぼんやりと知覚できる。
位置の知覚精度は対象との距離とこの遺産との適合率による。
履歴
成長予定
《LO:A》取得
《ウェポンリアクター》取得
《神樹の根》取得
《神樹の城壁》取得
セッション履歴
| No. | 日付 | タイトル | 経験点 | GM | 参加者 |
|---|---|---|---|---|---|
| フルスクラッチ作成 | 59 | ||||
| Replicating KASUGA | 30 | ||||
| 第二話 | 25 | ||||
| 「welcome to UGN |