Ϝ（ディガンマ）ϻ（サン）ϸ（ショー）Ͱ（ヘータ）の４人。マスターレイスの称号を与えられていたが、FHという組織の利益を著しく損ねるという理由によりその称号を剥奪されている。

成立***

FHとUGNによる共同研究の副産物の一つとして生まれた。オーヴァードの生命力を調べるために、実験体となった子供たちの命を刻み印す最新の蟲毒、その唯一の生還者であり成果物。とある実験体の暴走に際して、FHに収蔵されたワンオブザワールド。それがアイザック・U・コードウェルである。

マスターレイスとして***

扱いに困り、実験体として収蔵されていたところをFHにて甦ったアルフレッド・J・コードウェルに見出され、マスターレイスに抜擢される。破壊力という点では他のマスターに一段劣るものの、強靭な生命力を生かしてマスターエージェントの護衛任務に従事していた。護衛任務の成功率は99%、護衛失敗はただの一度しかない。

UGN日本支部襲撃***

UGN日本支部支部長霧谷雄吾に出会い、彼の信念を知ってFHに対する反逆を決意した。任務に同行していた二人のマスターエージェントを殺害し、UGNへの協力を宣言。前例のない事態に対しUGN本部では大いに論争が巻き起こるが、霧谷の独断により対外的にはUGNイリーガルとして扱うこととなった。

アイザック・U・コードウェルの欲望は、一言で言うなら力の否定である。強い存在が弱い存在の意志を力で踏みにじることを許さず、権力や暴力によって他者を無理やり従わせようという考え方や、目的のために犠牲を容認しようとするあり方を滅ぼすために生きている。自らが他者を蹂躙できることを自覚しており、自身の存在そのものを憎みながら生きてきたが霧谷の助言によって弱者の盾という生き方を見出した。
欲望に嘘をつくことができず、FHという組織の存在に対する拒否感と嫌悪感、マスターと呼ばれる『強い』生物への殺意と憎しみが消えることはない。UGNがオーヴァード(力ある者)と非オーヴァード(力なき者)の融和を掲げ、FHのもたらす破壊と蹂躙に対抗し続ける限り利害の一致によって協力するだろう。