UGN N市支部の支部長ならびに、ハイパーメディアショップ店長をしているお兄さん
基本的には店の業務は、店員として働いている部下に丸投げし、自分は常連とポケカをしている役立たず。
戦闘も基本的には適当にやるなど、何事にも手を抜いてしまう自堕落人間。
こんなテキトーでカスでノロマな支部長に支部員がついていくのには理由がある。
ここ一番という時には、誰よりも身を削り（物理）、マジの火力を叩きつける。
側から見ると死ぬ寸前まで身を削り戦う姿が部下たちを惹きつけるのだ。
戦闘スタイルは、上記の通り自身の身を削りショットガンの玉を作り出し、時には身体中の血をすべて使い一撃を喰らわす。
攻撃後の自身の血に塗れ、身体中が黒くなりながらも立ち続ける姿から”黒騎士王”と呼ばれている

中学時代の彼はとても真面目で勤勉な生徒だった。
その甲斐もあり三年生の時には生徒会長として、さまざまな行事を取り仕切っていた。
そんな彼が取り仕切る文化祭当日、事件が起こった。
文化祭実行委員長であった仲の良かった同級生が文化祭当日欠席したのだ
実行委員長の彼は、推薦のための内申点稼ぎで立候補したちょっぴり不良であったため、
当日面倒になって欠席してしまったのである。
真面目であった城は、当然彼を正論をかざして問い詰めた。
問い詰められた同級生は逃げ場のない正論にすっかり逆上してしまい、見境なく城や止めに入った教師を殴った。
彼はそのまま停学処分となり、高校の推薦も取り消されてしまった。
冷静になった城は、自身の愚かさに気がついた。
人は理屈ではなく、感情で動くものだと城は初めて知った。
同級生の人生・心を傷つけてしまった城は、償うためにこの力を手に入れた

訓練施設で、かつての真面目さを失い、怠惰に日々を過ごしていた城。そんな彼に興味を持ち、

「なぜそんなにつまらなさそうに生きてるの？」

と問いかけたのが同期の田代哲哉だった。
田代の熱意に少し心を動かされた城は、「少しだけ付き合ってやるさ」と戦術シミュレーション大会に参加する。
二人は共に奮闘し、そのおかげで昇進。その後、初めて実戦の任務に挑むが、城の判断ミスで田代が殉職してしまう。

「くそっ……俺のせいだ……」と呟く城は、自責の念に押し潰される。葬儀の後、田代の「全力で楽しむ」という言葉を胸に、城は自らを罰するかのように訓練に没頭する。誰とも話さず、田代の戦術ノートを片手に日々を過ごすが、その姿は狂気じみたものに映っていた。

ある日、訓練場で田代の「面白いことがあったら、本気になるってこと？」という問いを思い出す。城は中庭で空を見上げ、涙を流しながら呟く。

「田代、見ててくれ。俺はお前の分まで……本気で生きるからさ」。

田代の死を無駄にしないために、城は彼の遺志を継ぎ、新たな決意を胸に歩き出そうとするのだった。

このような経験があり、城は基本的には真面目・勤勉とは程遠い自堕落人間になった。
ただ根っこの真面目な部分は変わっておらず、また、中学の同級生や田代によって鍛えられた人間性も相まって
部下のことはよく観察し、大事に思っている。