赤ん坊の頃にとあるキリスト教会の前に捨てられ、そこの神父をしていたルイス・アダムスの下で育てられた。その後一般人として普通の暮らしを送り、高校時代のクラスメイトだった立浪愛菜と結婚。とある出版社の記者となり、幸福な生活を送っていた。しかし、今から7年前に愛菜の体がガンに侵されている事が発覚。そこから愛菜は闘病を、シュウジは記者として働きながら取材先で得た土産話を持って彼女を見舞うという生活を続けていたが、5年前に突如として愛菜の病状は急激に悪化、シュウジが記者として取材先にいた丁度その時に彼女は亡くなってしまった。妻の死、そしてそれを看取る事も出来なかった事で絶望に陥ったシュウジは妻の後を追おうとしたものの、決行の直前に偶然オーヴァードに覚醒。超人的な頭脳と能力を手に入れてしまった彼は、これを神の思し召しなのではないかと考え、自分達に訪れた悲劇の運命と自分が力を得た意味について答えを知るため、今日まで生き続けている。