容姿・経歴・その他メモ

　
容易に群衆に埋没するような平々凡々な容姿の、どこにでもいるありふれた少年。

二つの顔

　N市公立高校に通う高校二年生、シングルマザーの母親と二人暮らし。
　部活動や委員会には所属しておらず、友達はあまり多い方ではない。スクールカーストは底辺とはいかないが下の方に所属しており、大抵のことは人並みにはできるが突出してできることもない、そんな平凡で暗いつまらない奴という印象を覚えられている。

　しかし学生の皮を脱げば、彼は全くの別人。向上心が非常に高く、常に笑顔で他者を楽しませることに全力な奇術師となる。
　繁華街にあるマジックバーでアルバイトをしており、出番がない日はストリートマジシャンとして活動しており、新進気鋭神出鬼没な奇術師として若い世代を中心にSNS上で話題を生んでいる。
　ただし未成年がバーで勤務することはよろしくないし、そもそもアルバイトは校則で禁止されているため、バーでの出番はそこまで多くはない。

　そんな彼らを同一人物と思うことは、ほぼ不可能だろう。

尋ね人

　この若さで何故奇術師という不確実かつ不安定な立場を利用し、名声を得ようとしているのかには理由がある。

　――自分の記憶には不自然なツギハギがある。
　少なくとも彼はそう思っているからだ。

　具体的にどこからどこまで、というわけではないのだが、ふとした時に、すぐ近くに誰かがいる――いた、いなければならない、といった違和感に囚われることが非常に多い。しかし誰に聞こうとも「そんな人はいない」と絶対に口を揃えて言うのだった。
　絶対にいた。そう言えど、誰も信じてはくれない。唯一の理解者である母親さえも。

　自分の奇術を誰よりも褒めて、誰よりも喜んだ。自信を持てと激励し、必ず一番になれると夢をくれた。
　その人のために自分は奇術の腕を磨いていて、上達すれば必ず一番に見せていた。
　そんな人がいるはずなのだ。

　――奇術で有名になれば、その人が自分を見つけてくれるかもしれない。
　そう思って、今日も彼は奇人を演じ続ける。

学生・バンドウくん

　一人称：僕　　二人称：貴方/苗字+さん　　口調：敬語

　気が弱く、暗い性格が故に貧乏クジを引かされがち。断る勇気がないので頼まれごとは全て引き受けてしまうが、面倒くさい気配を察知すると逃げるため、押し付けられることはあまり多くはない。
　坂東と書いてサトウと読むことから非常によくバンドウと間違われるし、クラスメイトからはバンドウ君として扱われているが、そんなものは小学生の頃からなので本人はもはや気にしていない。

もう一人の自分

　一人称：ワタシ　　二人称：アナタ/苗字+サン　　口調：カタカナ敬語

　奇術師としてのもう一人の自分。ハンドルネームは「何者でもある」という意味からその名を付けた。
　新たな技術の取得に貪欲で、向上心の塊ともいえる彼だが、名声を得ることに対しては目の色が変わるほどの執着を見せる。年齢不詳・性別不明で通っているくらいには変装の腕が高く、それがSNS上で話題を生んでいる要因の一つでもある。

何ひとつ知らない誰か

履歴

さとう・しょうた

サトウ（佐藤）
日本で最も多い苗字とされる

ショウタ（翔太）
昭和末期から平成初期に最も多かった男児の名前

リチャード・ロウ

身元不明の遺体に一時的に付けられる名前
ジェーン・スミス、アラン・スミシーも同様

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廃墟の国のアリス【Music：まふまふ/Cover：灯油】

マジでどうでもいい話

ダイスでシンドロームとライフパスを決めたんだけど、何の偶然か知らないけど19年3月に書いた凄く出来のいい（自画自賛）オリシのボスエネミーのデータと設定と丸被りしたのでそいつのオーヴァード時代として作成。本来トライブリードなんだけど初期作成の段階でブラックドッグ入れても腐っちゃったので削除、恐らくジャームとなった時点で覚醒するんじゃないかな……。ジャーム化後はリチャードに人格乗っ取られてるって設定が生えた、そういう性格だしな。ちなジェーンとは再会できずに死ぬ。ところで3年半経ちましたが、TRINITYはいつ販売開始するんですか？

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