容姿・経歴・その他メモ

才能にも生まれにも恵まれた存在であるが、背負うものへの執着とエゴから道を違えかねない人物。モデルはシャア・アズナブル。
自身の能力や社会よりも、自身が敬愛してやまない玉野椿への妄執に生きている。

"申し子"であり、かつ覚醒以前の記憶も希薄な彼は、(元の)人間社会との繋がりよりもオーヴァードとしての生に心地よさを覚えている。一方で、依然人間時代の記憶や繋がりに頼って生きようとするオーヴァードに対しては、それはいずれ古くなる価値観だと感じており、優れた能力の使い手、優れた血統を持つシンドロームにこそ世界は導かれるべきだと考えている。
そんな彼が初めて出会った、自身に比肩する力を持ち対等に会話をできる存在、それが玉野椿であった。多くのシンドロームやチルドレン、そして事件に対応してきた彼女の経験と、優れた力を持ったオーヴァードとしての言葉。それらを併せ持つ彼女は彼にとって初めての「尊敬できる、対等だと思える他者」であった。

オーヴァードというのは現代の歪みに耐え切れなくなった人類の中から生まれ出た変種ではないだろうか。覚醒したオーヴァードたちと同様に、誰が望みトリガーを引いたのかは分からないまま世界は不可逆的に変容しはじめた。そして自分は適応し、生存し、率いていく役目を負っているのだ。それが自分と、ツバキがオーヴァードとしてこの世界に存在している理由なのだ。

いつか彼はUGNを離れるかもしれない。しかしそれはFHに与するということを意味しない。敬愛するツバキと共に第三の陣営を立ち上げ、世界を変えるために動き出すのだ。選ばれた二人として。これからの世界を導くのに値するアダムとイヴとして。

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