──くっだらねぇ。

不良のレッテルを貼られ、他人から白い眼で見られ生きてきた。
どうせそうするしか生きられねぇ奴だと知らねぇ癖にな。
クソみてぇな十数年を送り、挙句の果てにはよく分からねぇ力まで
手に入れて余計に俺の眼には腐った光景しか入らなくなっちまった。
そしてこんな腐った世界でまともに生きられるのは頭のイかれた野郎だけだ。
そして『そうじゃねえ奴』は『悪』として見做される訳だ……この意味が分かるか？

そうだ、俺なんかその代表格みたいなもんだ。

カビだらけのゴミ屑のパンを食えと言われ、その通り食えるような
頭のネジが吹き飛んだ、所謂『社会適合者』には一生なれねぇんだよ。
……なるつもりもねぇけどな。

だが。そんな『悪』でも『悪』の区別ぐらいはつくぜ。
そして安心しな、てめぇは『悪』じゃないことは俺が保証してやる。

……しかしな、同時に『正義』でもねぇ。てめぇは
『悪』と形容する事すら烏滸がましい『害』だ。

そしてその『害』を滅却できるのは『悪』だけだ。
即ち……てめぇは『正義』様にぶっ倒される価値もねぇって事だよ！！

──"猛焔の風剣"、本物の『害』との対峙にて。

少し前まで、君は何処にでも居る不良学生だった。
夜な夜な喧嘩に明け暮れ。君と同類であり、不祥事を揉み消した悪の教師を
力で退職に追い込んだ事もあるような、正に『悪』そのものだった。

君の眼にはこの『日常』の世界が腐って見えていた。
しかし、オーヴァードとなることで世界の真実を知り、
余計に腐敗した非日常の世界を目の当たりにした。

そうして君は知った。日常の世界には存在しない悪以上の存在、
即ち『害』が非日常の世界には蔓延ってしまっている事を。

君自身は悪の自覚があるが、害そのものには自覚すら持っていない。
それが君にとっては心底くだらなく、赦すことが出来ないのだ。
そのような烏滸がましい『害』を滅ぼす為だけに、君は力を振う。

"害は悪にしか滅却できない"という信条を心に刻みながら……

圧倒的主人公向けビルドです。
たった一撃に全てを込めるタイプの構成となっており、
瞬間火力であればサンプル内でも最強クラス。

システム的にも、ダイスを大量に振ることになるので、
『ダブルクロス3rdの醍醐味』を最も味わうことができます。

戦闘時では、シーン登場時に既にバイクに搭乗している物として、
(ルール上戦闘時にバイク搭乗にはマイナー消費が必要な故に、処理を省く為)
マイナーで『-焔の業剣-《フロガ・クシフォス》』使用。メジャーで
『-烈火閃撃-《ウズルイフ》』か『-灰燼の劫火-《フィーニス・フラルゴ》』
を使用する。後者は侵蝕率が100%以上でなければ使用できない。

※ 『-焔の業剣-《フロガ・クシフォス》』は一回
発動すれば2ラウンド以降に再発動する必要はない。

全力移動の後に攻撃を行う為、どのエンゲージにでも移動可能。
(『バイク』の全力移動"200m"を自身の全力移動の値より優先している)

『-灰燼の劫火-《フィーニス・フラルゴ》』はリミットリリースの
効果でc値下限値が5になっている為、コンセントレイトLv4で
c値を-4し、リミットリリースでc値を-1することで、
c値を5として扱う事が出来る。またタイタス昇華の効果で更にc値を
下げる事も可能なので、"理論上"3個消費するとc値2(下限値の限界)まで
下げる事も出来る。その場合ダメージは基本環境とは思えない値が出るでしょう……