チョウチンアンコウのレネビ。チョウチンアンコウのオスの特性から、メスであるギジエールには弱く主導権を度々取り返されては小さなアンコウの人形に追いやられている。
　能力は疑似餌とあらゆるものを飲み込む口。ダメージを受けてから跳ね返す能力の特性上、依り代の耐久力が必要だったためギジエールを選んだと本人は語る……が、実際は単純に彼女が心配だったから。口は悪いがお人好しなレネゲイドビーイングである。

　人間の少女と、チョウチンアンコウの共生型レネゲイドビーイング。
とある残虐な実験を行っていたマスターレイスが、飽きて放置をしていたオーヴァード蠱毒実験場の唯一の生き残りであり、マスターレイスに復讐を誓っている。人間体は異常なまでの身体耐久力を誇るが一切の攻撃手段を持たず、復讐の道具としてレネゲイドビーイングと契約を交わした。

　攻撃手段を持たない彼女が蠱毒から生き残ったのは、最後のもう一人が彼女を生かしたからでありそのもう一人の少女の為に復讐者となった。アンコウ曰く復讐者よりは屍人の方が向いているとのこと。

　最近、ロンユィの自我が薄まってきている。それは完全にギジエールと一体化し、消失してしまう予兆。
彼女が独り立ちできるように育てるか、信用できる第三者に託すかでロンユィは迷っている。