容姿・経歴・その他メモ

職業：非合法地下格闘クラブ選手
好き：強者との試合、味の濃い食べ物
嫌い：認めていない者の指図、自分が目立てない場所
趣味：マイクパフォーマンスやサインの練習


金網デスマッチに凶器攻撃、オーヴァード能力までナンデモアリ、求められるのはただ「血沸き肉踊る闘争」。
悪名高き非合法地下格闘技「ウォー・バーバリアン・チャンピオンシップ」…そのリングに立つ、一人の「獣」がいた。
超極悪覆面レスラー…その名を「クルーエル・ボーンレックス」。
筋骨隆々、浅黒く焼けた肌に2m超えの巨体。恐竜の頭蓋骨を模したマスクからは、血に餓えた眼差しが光る。
あまりにも野蛮で、力任せなその試合は刺激に餓えた人々を沸かせる王者の生き様。＿＿＿＿仮面の下の素顔は、誰にも知られず。

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筋骨隆々の巨漢。とある山岳地帯に囲まれたド田舎の村出身。

村は所謂「大地主である当主が興し、全体が親戚筋、余所者は基本的に受け入れない」ガチガチの閉鎖社会であり、本家と宗家が厳しいルールの元で構成したある種の「独立国家」とも言える空間だった。
村には秘密があった。身内から出たオーヴァードを組織へ非合法に「卸す」事で、ある種の特権を手に入れていたのだ。

もちろん本家筋である自分も生まれついて能力を獲得していた以上、その頚木からは逃れられなかったはずだ。
両親はいる、いた筈だ。だが、もう気づいた時には「村」が自分の全てだった。
徹底的な洗脳教育を行うために、村の施設に隔離され、生まれつき病弱だった義兄のボディーガードを続ける日々＿＿＿


このままでいいと思っていた。戦う機械のまま、義兄だけが理解してくれる世界であればいい。
＿＿＿＿だが、彼が病に倒れ、逝ったその時…今まで疎んでいた親類は挙って掌を返し、時期当主となるべく戻って来てくれと嘆願したのだ。＿＿＿＿ふざけるな。アイツの代わりをやれと？
アンタがいなければ、アンタの丈夫な体があの子にあれば、と呪詛を吐く叔母の方がまだ「ありがたく」思えたのだ。

＿＿＿だから、村を出た。
彼の夢だった「頂を見たい」という願いを背負って。
仮面に心を押し隠し、変化させた肉体で先を目指して戦う、戦う、戦う＿＿＿＿＿


義兄への贖罪を自分に課した「義務」として動いているフシがあり、内面はネガティブな部分が強い。
動物や子供が好きだが、キュマイラとしての特性で彼らに無用な恐怖を与える自分を厭っているため、変身のトリガーとして覆面を用いる。「悪役（ヒール）」である間は、誰に嫌われたって気にならないから＿＿＿＿

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