容姿・経歴・その他メモ

"目が覚めると彼女は生まれていた……"


アドヴェントス事件……あの事件がきっかけで彼女"たち"は生まれたのだ。
"プランナー"都築京香のプランのため、触れた隕石によって彼女の分身体"アナイアレイター"が生まれてしまった。
アドヴェントレネゲイドに侵食された都築京香の右腕が変異し生まれた彼女の分身体は人類にもオーヴァードにも非常に危険な存在である。
しかし、アドヴェントレネゲイドによって生まれた分身体は彼女だけではなかった。
アドヴェントレネゲイドの危険性を感じた常在レネゲイド細胞が覚醒し、彼女の血液から生命を生み出したのだ。

目が覚めると隕石墜落場所に居た……"彼女"は起き上がると本能のままに歩き出す。
思考せず、意識が朦朧とした状態で向かったのはゼノスビル。

ゼノスエージェントは彼女を都築京香と勘違いし、彼女に声をかけると、彼女は絶叫と共に巨大な影を生み出す。
彼女と同個体、複製体の様なそれは異形の化け物と化し、エージェントたちの精気を吸収した。

成す術のない状況にやって来た都築京香と"フェンリルバイト"青峰ミユキはとてつもないオーヴァードの力に驚愕する。
しかし、暴れていた彼女だったが都築京香の姿を見た瞬間、

「ああ……お姉さま……」


と呟き、影を消して彼女へと近づく。

そこへ青峰ミユキが氷刀の一撃を仕掛けようとするが都築京香に止められた。

彼女はゆっくりと都築京香に歩み寄ると優しい笑みを見せて抱擁し、気絶した。

その後、彼女は検査を受けた結果、都築京香とDNA情報が一致すると言う衝撃的な結果が現れた。

恐らく、彼女も"都築京香の分裂体"である。

しかし、アドヴェントレネゲイドの時とは違う禍々しい反応ではない。

更なる検査によって、彼女は都築京香の常在レネゲイドウィルスがアドヴェントレネゲイドに対抗すべく生成された、都築京香の"嫉妬心"の感情を媒体として作られたレネゲイドビーイングであることが判明した。

更に彼女の中には更に自我を持った影を生み出す力も兼ね備えられており、『嫉妬心』から抑圧された『強欲心』が分身体を通して形成される。
つまり『都築京香→都築京香の分身体→分身体の分身体』と言う三重構造になっている事も判明する。

彼女の能力、それは"レネゲイドウィルスの弱体化"他者のウィルスに干渉し、一時的に無力化及び弱体化をする力を持っている。
これは新種であるアドヴェントレネゲイドに覆いに対抗できる力であった。
彼女の力は新種と戦うには不可欠であると判断した都築京香は彼女をプランの一つに入れることを決めた。

都築京香のプラン……それは新種のオーヴァードに対抗する強力な力を持ったレネゲイドビーイングによる秘密部隊。

"七つの大罪《セブン・シンズ》"を作り上げる事である。

メンバーは一人に嘗てUGNと共闘し、その力を見せた"暴食者《グラトニー》"だけだが、ここに新たなる戦力が加わるのだ。

都築京香は彼女に名を付け、分身本体を"嫉妬者《エンヴィー》"、影の分身を"強欲者《グリード》"と名付け、ゼノス所属のレネゲイドビーイングとして管理することになるのであった。


因みに青峰ミユキにエンヴィーの服を頼んだようだが、ややゴスロリ寄りなのが少し気になるが優しく微笑み追求しない都築京香なのだった。

あと、仕事中に勝手に入って来てお姉さまと抱き着くのは止めて欲しい。

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