元は「仁形村（ひとがたむら）」と言う田舎にあった絡繰人形操作術を伝承する一族の本家長男だった。しかし、何年か前に可愛がっていた従妹に後継者としての座を奪われ、魔がさしてFHを故郷に手引きしてしまった。大規模テロを勃発させて丸々崩壊させたという経験がある。罪の意識に苛まれている最中、人助けのつもりで参加した神城グループの人体実験によって覚醒した。さらにその神城の研究者グループはFHと癒着しており、それにによって戦術支援AIを埋め込む実験や各種感覚器官を後天的に強化する実験の被険者になるなどろくでもない目に遭っている。

人体実験により一線級の戦闘員となっていた仁科だが、いつしかコードウェル博士に心酔し、同セルの精鋭となった。彼がマスターレイスになるのも時間の問題とされていたが、ある日突然その話は白紙となった。貰うはずのマスターレイス'14の称号が別人に明け渡されたからである。それ以降仁科はコードウェルセルを抜けて複数のセルを転々とし、現在は無法地帯と名高いシャーロックセルで使いっぱしりにされている。なお、シャーロックセルに来た辺りでコードウェル博士へに対する依存は消え失せたらしい。

戦闘スタイルは人形操作によるSTALKER一斉射撃。七本腕の絡繰人形「明王」に銃を持たせて射撃を行う。
侵蝕率が上昇すると弁天が持つ腕七本全てによる射撃が可能になる。上着の懐にも同じ銃一丁を隠し持っており、場合によっては片手で人形を操作して銃を撃ちもう片方の手でさらに射撃を行うことが出来るとかなんとか。

今まで死にたくなるような事ばかり身に起こったため、大抵の嫌な事は「仕方ない」で済ませられるようになった。しかし、口で仕方ないと言いつつも全く感情が割り切れていない時も多々ある。