日出国の極夜が明ける。
人々の戦は漸く絶え絶え
戦国の世は終わりつつあった。

されど日の照る所あれば
影もまたありて＿＿

＿＿これより起こるは人と化生の大戦。

獣も一つの形なれば
化生も一つの命なれば

DX3rd「魑魅魍魎到来・起承 ◯ノ巻」

交わすは言の葉。否、刃

大戦の終わりと同時に告げられたのは『戦乱の世の終わり』だった。国の行方を決めるとされたその戦は大方の予想に反し、ほんの数日の内に幕を下ろした。日出国の人々はようやく安堵を得たのだ。この物語はそれから間もなく、新幕府の確立もまだなされていない、そんな変わりゆく中での話となっている。

カバー/ワークス：自由/自由
シナリオロイス："焔雷(えんらい)"の化生
推奨感情　感服/隔意
　キミは武の道を歩む者だ。「戦乱の世が終われど武の道は閉じず、かつての自身を超え、強きを目指す。」それがキミの心情だ。「戦乱の世は終わらず、故に武の道は閉じず、他者を薙ぎ倒し強きを掴む。」それが"焔雷"。天を穿つような双角を持った化生が、かつてのキミを見下ろし、言い放ったことだった。キミはやつの強さに敬意を、言葉に隔心を持って真っ向勝負の再戦を臨んでいる。

"焔雷"の化生
炎と雷を操る2本角の化生。見上げるような体躯に剛力を備え、異常なほどの力でかつてのPC②を倒した。各地でもその存在を噂程度に知られている。

神通力持ちではないいわゆる無能力者。
旅の薬売りに扮して化生の情報を探っている男で姓は偽名。

正体はとある小国の領主の跡継ぎ。
彼は人ならざる化生からも民を守れることを証明するために、一子相伝の岡部流で化生と呼ばれる存在を打ち倒すことを目的としている。
噂に聞く化生に戦いを挑むも、敗北、その化生に打ち勝つことを目標に腕を磨いている。
今は親友から受け取った隕鉄より作成した刀を携え、再戦に備えている。

なお、故郷には将来を誓った幼馴染がおり、今回の武者修行が終わった暁には祝言をあげ、家を継ぐ予定。
家に仕えている忍びが3名ほどお目付け役として密かについてきている。

性格は直情型、幼馴染が神通力持ちであるため理解は一応ある。

武器を選ばず相手を倒し戦果を挙げることを目的とした武術。
岡部流は対集団を想定しており、戦場で獲物が劣化してしまうことを前提とし、拳術をベースとしている。

兼親の特異な型は、相手の攻撃を水のように受け流し、怒涛の拳術で相手を怯ませたところで、戦場にある手近な武器を用い相手を打ち倒す水の型。
そのため、継承者の武器は各人に合わせた小手をベースとしている。

ただし、この武術はあくまで対人を想定したものであるため、化生を倒すことはかなわなかった。
そのため、兼親は化生に通じる武器を親友に作成依頼し、対化生用に新しい型”終”を編み出した。

原則背負った長業物以外は徒手空拳で、利き腕を黒曜手甲、逆の腕には家紋入りの”将たる鎧武”相当の手甲をつけており、そちらで攻撃を受け流しているようなイメージ。
そのため、鎧を着こむようなイメージではない。
なお、家紋は牡丹の花。

制作者の腕がよいため、レジェンドウエポンがついている感じです。
武銘唯我は一子相伝の武術についている、ということでお願いします。

一人称：某
正体を隠しているとき
「某はしがない薬売り、この刀は護身用。何かと野盗に狙われにくくなりますからな。」

正体を隠していないとき
「某は岡部流継承者、兼親と申す。いざ尋常に。」
「戦乱が終われど武の道は閉じず、それには同意しよう。しかしそれは弱き者を守るための強さだ。決して他者を虐げるものではない。」
「見よ、この武具を。某の親友の作るものは逸品であろう。」
「其方は神通力持ちか。これも何かの縁だ。力に溺れ化生になった暁には、某が退治してやるから安心するがよい。」
「某は決して負けぬ、故郷で待つ者のためにもな。」