一之瀬(いちのせ)刃(やいば)、一之瀬命の実の兄。背が小さいのは遺伝。声変わりが一向に来ないが病院に行くのがめんどくさくて放置中。
神社の神主になることが決められ厳格に育てられてきたがある日ストレスが爆発。家の一番大事そうなやつ(丁寧に祀られていた宝石)を盗み脱走しようとした時に宝石が輝きだし、オーヴァードとなってしまい隠された真実を知ることとなる。曰く、神社で祀っていたのは遺産と呼ばれるものであり、契約者を待ち望んでいたという。
つまりは。
神主になるべく育てられた俺が家にちょっとした嫌がらせをしようとしたら、気付けば遺産の契約者になってしまっていた件について。
ということ。どういうこと？
それから親公認でUGN日本支部にお呼ばれして、なんか貴重らしい遺産と契約してしまったらしい人として力に慣れるため身分を隠し一般エージェントとして暮らすことになった。
本人的には、家出こそ成功しなかったが厳しく育てられていた頃とはなんか違う感じの生活を送れてるので...まあいっか。という感じである。
最終的には遺産を護る神主にでもなるのだろうか。それすらよくわかってないが、オーヴァードいちねんせいとして今日も頑張っている。
知らぬ間にUGN支部長になったらしい弟とは会ってない。家が嫌いで家出した彼に"兄貴"なんて存在とは出会わない方がいいだろうから。