容姿・経歴・その他メモ

【林田　蕎麦男】
　父は有名な蕎麦職人だった。ある日競合店を営んでいた蕎麦男の母に一目ぼれし、不倫関係となるが、蕎麦男が生まれてからは母に興味を失い失踪した。14歳でこれを母から聞いた蕎麦男は父への復讐の一環として蕎麦の道に入る。
　その日から蕎麦男は勉強もせずに蕎麦を打った。友人も作らずに蕎麦を打った。日も浴びずに蕎麦を打った。母が病床に伏しても蕎麦を打った。母が亡くなったその日も蕎麦を打った。母の死を知ったのは近隣住民が腐敗臭に気付き、通報した警察に取り押さえられた後であった。
　その甲斐あってか19歳の時に父の居場所を特定した。同時期に訳あって父を探していた兄と出会い、兄が父の殺害を企てていたことを知る。蕎麦で父を超えることこそが復讐だと思っていた蕎麦男であったが、兄の説得により殺人を決心する。その後は綿密な計画を練り、20歳の冬に父を殺害した。ナイフで父親の肉を切り、鋸で骨を断った時、自分の中で異様な高揚感を覚えた。
　それからは今まで通り狂気的に蕎麦の研究を行う傍ら、一般人を殺害し、己の欲求を満たしている。最近は蕎麦にノビチョク、つけ汁にジクロロフルオロニトロソメタンを仕込み、バイナリー兵器により毒殺したのち、人体破壊に興じている。
　活動家になった兄のことは疎ましく思っており、いつか殺害しようと考えている。

【青山　吉樹】
　10歳の時に父が不倫し、それがわかるや否や失踪。それまで半ば虐待のように父に蕎麦打ちをさせられた反動により15歳で家出し、父を殺害するために計画を練る。29歳で腹違いの弟である蕎麦男にたどり着き、説得の末に殺害に加担してもらう。
　その後、性自認は女性、性的指向は女性のトランス女性であることに気づき、ジェンダー活動家として今もなお性の平等に向けて活動を続けている。
　殺人の過去を知る蕎麦男が活動家人生における障壁と考えており、いつか殺害しようと考えている。

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