ある年の4月にFHの実験施設で起こったレネゲイド暴走事件。どうやら、ハヌマーンのレネゲイドを宿す賢者の石の適合者を探す選別実験だったようだが、原因不明の暴走により、施設から嵐の塔が発生。全ての記録と共に消し飛ばした。
　UGNは重傷を負った少女を保護。しかし、その少女の心臓には実験の際に弾けた賢者の石が突き刺さっていた。非適合の場合の暴走の危険性から、処分が決定しようとしたところを霧谷雄吾が止め、自身の戦略上切り札として運用することを決定した。現在、厳密な侵蝕率管理の元、極限定的な運用をされている。
　事件の命名は事件が起こった際、時期外れの台風によって曇天となっていたのが、嵐の塔によって周囲一体がくり抜かれたように蒼天となっていたからだとされる。

　その名の通り、彼女の心臓そのもの。
　｜４月の碧落《ケース：テンペスタ》の原因となったと思しき賢者の石の破片が今もなお、突き刺さっており同化してしまっている。取り除いた場合、彼女が死ぬ可能性が非常に高く経過観察となっている。
　心拍数が増加すると、強烈な衝動を伴うレネゲイドを放ち、彼女を暴走させる恐れがある一方で賢者の石の破片であることから強力なレネゲイドを操ることができる。二つの意味での心臓。