容姿・経歴・その他メモ

　幼い頃に父母が亡くなり、祖父に引き取られた。祖父も10歳の時に亡くなり、それからは叔父に育てられた。
　叔父は探偵をやっていたが、さまざまな厄介事の処理屋といったほうが実態に近く、警察関係者や暴力団関係者、弁護士事務所の人間等々といろいろ関りを持っていた。そんな環境と生来の性質もあってか、暁景は刑事を目指すようになっていった。
　暁景が20歳になってすぐ叔父は行方不明になった。手がかりを残さずに忽然と消えた。原因となるようなトラブルは数え切れず、本人の意志で行方をくらました可能性もある。学費などには困らないだけの資産はあったため、大学を卒業後に目標通り刑事となった。
　事件を追いかけているときに、偶然FHのセルの尻尾を掴んでしまう。その調査に掛かり始めたときに、そのセルに拉致されてしまった。
　FHセルで人体実験の素体として扱われ、死にかけるもオーヴァードに覚醒した。特殊な心臓を持っているのは、その時の実験によるものである。
　UGNの襲撃によりFHセルは壊滅し、救出される。その後はUGNエージェントとしてしばらく活動したのち、N市支部支部長に就任する。
　N市支部は、探偵事務所としての表向きの顔を持っている。様々な人間が出入りしても怪しまれない点や、街の情報なども拾いやすくするためという理由がある。だがそれとは別に、叔父――景一郎のことが心のどこかにまだ残っているのだろう。

皮肉げな言葉と合理的な判断で知られる男。
ノイマンとしての個性が強く、手がかりをもとに真実を推測する力に長けている。建造物を見ればその構造を把握し、他人の言動からその心理を理解する。戦場を見渡したのなら、その戦況で最も味方を活かす最善の手を打つ。
表面的には不愛想な人間に見えるが、心の奥深いところには他者の強い欲望や欲求を観察したいという願望が潜んでいる。

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