「だって、君たちが生きてるのに、僕だけ死ぬわけにもいかないじゃないか」
10年前に交わした「良い未来を目指し、守ろう」という約束(あしかせ)に縛られ、今を生きている。
本当は誰よりも死にたがっている死に急ぎ野郎。でもみんなが生きてるから死ねない。
イメソン：トリコロージュ、ラストリゾート

シンドローム

サラマンダー/ノイマン

経歴

27年前　■■■実験被験体として生誕　No.024　
20年前　実験最中にオーヴァードとして覚醒　被験体から実験完成素体へ
18年前　オーヴァードの存在が認知される　■■■実験の趣旨を変更
12年前　一部被験体のジャーム化により実験終了　素体No.024から赤羽 夕緋に改名
11年前　星見台UGN支部内にて教育を受ける
10年前　UGNエージェントに昇格
07年前　功績を認められ支部長へ昇格

人称

一人称　僕
二人称　君、〇〇くん
三人称　君たち

能力

自らを暴走状態にした後、周囲を燃やし尽くす。

追記

幼少期の実験の後遺症として、定期的に喀血症状が出る。コップ1杯分程度の血を吐いた場合、即座にソラリス持ちのエージェントを呼ぶこと。

同期である朝彦の消失と陽兎の拘束により、縛り付けている「いい未来を目指し、守ろう」という枷が緩くなってきている。
正直本人自体、UGNにこれと言って思い入れがあるかと言われたらそうでもない。ただ茉昼と約束があるから、支部長と言う役割にいるだけ。
二人が誘拐事件を起こしていたと言うことを知っても、「面白いことやってていいなぁ、僕もやりたかったなぁ」程度。
陽兎が「朝彦のためなら、どんなことでもする」と言っていたのに対し、こいつは「三人のためなら、なんでも捨てる」の考え。支部長の地位とかなんでも捨てられる。
ただ、本当に茉昼がいるから敵対した時に拘束はした。いなかったら普通にPCと敵対していた。
陽兎が実験体になるくらいなら自分がなれないかなとたまに考えてる。でもそうしたら茉昼くんも緑くんも怒るだろうなぁとも考えている。どうでもいいが、鍋の最中に「朝彦くん羨ましいなぁ」とぼやいていた。

同期以外にあまり執着しない彼だが、秘書という役目があり共にいる時間が多かったためか、依鳥 緑には同期ほどではないが気にしていた模様。
そのため、彼女が敵対した際「緑くんも陽兎くん同様に実験体にされてしまうかもしれない」ということに恐怖し、彼女を助けるためではなく、自分のために凍結保存しようとした。それでも彼女は影に飲み込まれてしまったのだが。
ホッチキスでペンギンを選んだのは、クールなところに踏まえ、獲物を捕まえるために協力して誘導するほどの素早い情報処理を持っているペンギンの能力と似たものをを、秘書としての彼女から感じたから。
彼女の席はそのままにしており、秘書という役職も空けてある。

彼にとっては、今までの真実よりも目の前で起きる未来の方が怖かった。
例え昔の同期が多重人格の一つだったとしても、例え己の秘書が同じ個体から創られた存在だったとしても、彼にとっては些細な事実だった。
それよりも目の前の事実の方が怖かった。目の前で起きる確定的な未来の方が怖かった。
朝彦を失う時も、緑を失う時も、陽兎を失う時も、あの黒い靄が出てきた。光を奪う、あの暗闇が怖い。
もし、最後の光もあの暗闇が奪い去ってしまったら、彼はまた真夜中に戻る。
真夜中で何かを待ち続けるんだったら、自分も同じように暗闇に消えた方がマシだ。