容姿・経歴・その他メモ

【設定】
3年前の事件より以前は特筆することもない、どこにでもいるただの学生だった。
繰り返される変わらない毎日をただ浪費し、日々を適当に生きていた。

しかし3年前の事件において、総司は命を救われた。
自分の代わりに誰かが死んだという事実が総司を変えた。
いや、変わらざるを得なかった。
そうしなければ罪悪感でつぶれてしまったから。

『サバイバーズ・ギルト』

「なぜ自分が生き残ったのか」
「死ぬのなら何も持ってない自分の方だっただろう」
と思い悩んだ。
3年経った現在でもこの思いは消えてない。


いつもと変わらない日常が、いつまでも続くと思っていた。
でも、終わるときはあっけなく終わることを知った。

自分は、どれだけ無駄な一日を過ごしていたのだろう。
そして、これからもそう生き続けるのか？

できるわけがない。

彼女が生きたかった今日を、僕は今、生きているのだから。
だから変わらないといけないんだ。

そう決意した総司は変わった。

勉学や運動に励み、困っている人を見つければ手助けした。
誰が見ても優秀で誠実な生徒としての自分を作り上げた。

でないと生きている権利を失くしてしまう気がしたから。
今を生きられる権利をもらったのだから、これが自分の果たすべき義務なのだと。

総司は今日もそうして生かされている。

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