容姿・経歴・その他メモ

雨総市、県立雨総高校に通う高校一年生。

常都美夜は、臆病で泣き虫な性格であるが、優しく仲の良い両親と現在は遠く離れた姉。そして、いつでも味方になってくれる人気者の親友「高山 千翼」に囲まれて、何一つ不自由の無い生活を送ってきた。

美夜は自身はともかく、周りの人々すべてが大切だった。特に、親友の「高山 千翼」に対しては、あまりにも長い間行動を共にしていたため、美夜の中では日常を占める大半が「高山 千翼」であり、彼女に対してはもはや恋慕に近い感情すらも抱いていた。
そんな日常が、当たり前のようにいつまでも続くと思っていた。

だが、それは「高山 千翼」の死をきっかけに、唐突に終わりを告げた。


「アンブロシア」事件に巻き込まれ、薬剤「アンブロシア」の服用によりオーヴァードとして覚醒した美夜は、「高山 千翼」の殺害現場に居合わせたため、現場に急行したUGN雨総支部により拘束、そのまま回収され、UGN雨総支部の監視下に置かれた。検査によりジャームではないことが判明し、UGNはオーヴァードとレネゲイドについての説明を彼女に明かした。世界の真実と、親友の死を知った美夜は、「UGNに協力する」ことを選択。そして、UGNと共に「アンブロシア」事件の首謀者であった「偏在する者イタクァ」を追いつめ、さらに、ジャームとなりただ反射的に動き続ける死体と化した親友「高山 千翼」に対し、自らの「日常」と別れを告げると共に、その手で殺害した。

事件終了後、UGNに再び「日常に戻る」か「UGNに協力する」かを迫られた美夜は、引き続き協力し、UGN雨総支部に身を置くことを表明した。その心に秘めたものを、誰にも明かさないまま……。

彼女の新しい日常は、まだ始まったばかりだ。

セッション履歴