容姿・経歴・その他メモ

　
「……では、そのように」

性格・概要

　よく日に焼けた褐色の肌に白い睫がよく映える。血液じみて赤い瞳は、何故か見つめることを躊躇わせる深さをたたえてこちらを見るだろう。

　物静かで無言がち。表情の乏しさは恐らくクラン随一。嫁ぐと決まった男のひとつ後ろを付き従い、集団の決定に異を唱えず頷く。
　しかしそれは、「適当である」と己で結論が出ているからに他ならない。下された決定が、与えられた命令が不適当であれば表情の一つも崩さぬまま反旗を翻す。静かで自我なく御しやすいかと思えばバキバキに真顔で胸倉とか掴んでくるタイプ。
　中立/善とかそのあたり。
　基本的に無表情だが、許嫁の前では鉄仮面も僅かに動くとかなんとか。

経歴

Dロイス　遺産継承者(レガシー)：誓約の瞳

　ずうっと昔、ちいさな頃。いずれ神事を継ぐものとして山神に捧げる宝物を見せてもらったことがある。輝く黄金、巨大な斧、きらめく宝石の中に、ひとつだけ。こちらをじいと見つめて離さない、まっくらやみのまなこがあった。
　吸い込まれる。足が勝手に、動く。母の焦った声が遠い。伸ばした指先の向こうで石が笑う。
　「待っていた」とわたしの中から声がした。

スィラ：スラヴ神話の大地母神、マーチ・スィラ・ゼムリャーから

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